隣人の大災害に深き痛みー韓国から短歌の祈り
Posted on 2011年4月5日 by 小山 香
下記の短歌は韓国で唯一日本の短歌を詠む李承信という
女性のものだ(朝日新聞3月27日(日)。
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荒涼な家族と家が消えた場に 静かな涙で立ちつくす君
大難に謙虚に並ぶその列は 切実な祈り我らへの教示
日本の配慮と忍耐危機の中 さらに際立つ精神の美
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上記の短歌は、現場の写真を見ているようだ。
よく、逆境のときに人間の真価がわかると言われる。
世界中の人々から、上記の短歌のような声を聴く。
私たちは、これまで、西欧と比較して、根拠もない
劣等感を抱いたきたのではないだろうか。
日本人のこころの中に、歴史を連なる
「共生の思想」が存在しているのではないか。
素顔の日本人は、それだけで、世界の人々に
感銘を与えるような人間性をもっているのです。
私たちは、宗教として体系化する以前の
憲法として、人権を定める以前の
原始的な「共生の思想」生み出し、
今日まで発展させてきたのではないでしょか。
(私は、自分の忘備録をかねて、ここ数日
新聞の記事などでこころに留まったものを
掲示しているのです。)