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(東)日本再生への視点

毎日新聞4月13日(水)朝刊に哲学者で大阪大総長の鷲田(わしだ)氏が

次のようにいっていた。

・・・・・・・・・・・・・

阪神大震災では、多くの復興住宅が建設され、

被災者が移り住みました。

しかし、高層の復興住宅では、多くとの孤独死

が発生しました。

鉄の扉で閉ざされた上下の関係ではコミュティーの維持・再生

は難しい

物理的にもフラットな、水平な関係が必要です。効率性ばかりではなく。

千里ニュータウンは、日本初の大規模ニュータウンとして開発され、

来年50周年を迎えます。アクセスの良さから人気の高い住宅地ですが、

50年の歴史にふさわしい趣があるかというと、

残念ながらそうは言えない。

買い物は大規模店舗で映画館もシネコン。

便利だけれども、本当に豊かで、満ち足りた生活があるのか、

具体的にみえてこない。

原因は消費だけだからです。

世帯主の多くが大阪の中心部に通勤し、

働くという人間生活にとって最も重要な要素を

基にした人間関係が育たなかった。

職住一体の空間でこそ、本当のコミュニティが形成され、

文化も育ちます。

親の働く姿が子どもに見えない町、

通勤に1時間も2時間もかけ、

お父さんは夕食を家で食べないのが当たり前。

みなさん気がついていることですが、そんな国は世界でもまれなのです。

・・・・・・・・・・・・・・・

同じ日の朝日新聞に有料高級老人住宅の広告があった。

食堂

サロン

高級ホテルの様相だ。

いわば、金で、コミニティらしういものを作っている。

・・・・・・・・・・・・・・・

そうなんだ。

震災で破壊されたコミニュティは

私たちが求めていた人のつながりの場であった。

それは、高級ホテルを超える、憩いの場だったんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちは、田舎の人のつながりを

封建的なものであり、

近代化の過程で遺物と扱った。

そして、鉄筋とコンクリートで

人間の幸せが作れるものと考えた。

なんと金の無駄使い!!

・・・・・・・・・・・・・・・・

無縁社会

孤独死

孤食

これが私たちの

望んだものだったのか。