公民館と市民センターー機能と箱の分離と再統合
(東朝霞公民館)
(仲町市民センター)
公民館と市民センターは、集会等で幅広く活発に利用されている施設であり、利用者や利用の内容の点では共通する面も多い。
しかしながら、公民館は社会教育法に基づいて設置された社会教育のための施設であり、教育委員会が所管する。一方、市民センターはよりよい地域社会の形成に寄与することを目的に、条例により設置された集会施設であるとされている。
そのため管轄する課が異なり、休館日や開館時間も異なる状況となっており、利用者にわかりづらい状況になっている。
公共施設老朽化が問題となっているが、人口減少社会となった今、新たに税金を使って建物を建てることは難しい。事業の目的ごとに一つずつ建物を建てる必要はない。機能(企画)と箱(建物)とは分離すべきである。
箱を自由に貸し出し、現在公共施設を運営している人たちが企画集団として箱に捕らわれずイベント等を企画する。そのような形の運営管理は難しいだろうか。全国の公共ホール等では、自前の建物内での企画に固執せず、館外でも活動するアウトリーチ活動が盛んになっている。朝霞には屋外の新しい公共施設と言える「朝霞の森」もある。
機能(企画)と箱(建物)とは分離して、建物ごとの管理の見直しをすべきである。同様のことは、女性センターや児童館についても言える。
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