市長同意の入院問題ー市長による市民の遺棄と言われないために
(近隣市 市長同意(本人は知らなかった)医療保護入院の女性)
市長同意によって精神病院に入れられ、長期に渡って行政から見放された市民がいる。
平成26年5月現在、朝霞市内だけで10名、平均の入院期間は約3年弱、最長は約9年弱である。
現行の制度では、一旦措置入院で精神病院に入れられると、症状が軽く、通院治療で可能な場合であっても、家族がいなければ、機械的に市長同意によって、入院が継続している。
近隣市でのことであるが、自分がなぜ精神病院に隔離されているのかわからない人がいた。小山が調査するまで、市長同意で入院していることを知らず、遠い親戚の承諾によって入れられた、と思っていたのである。
通達では、市長同意による入院後、市の担当者が速やかに本人と面会し、その状態を把握するとともに、市長が同意者であることや市の担当者の連絡先などを伝えることになっているが、その近接市も、朝霞市も実施していなかった。朝霞市では、もう9年近くも、何故放置されているのか説明すら無いまま放置されている市民がいるのである。これは市長による市民の遺棄といわれても仕方がない。
小山の問題提起を契機に、朝霞市は、市長同意による精神病院の入院について本人に文書を渡している。