4年間の総報告3 平成25年度ワースト5「黒字倒産危機回避」財政調整基金4億から8億
平成25年11月24日日経新聞
富岡市長は、子どもにやさしいまちを目指しているが、その実現のために、先人が貯めた朝霞市の貯蓄を取り崩していた。
財政調整基金は、平成14、15年度ごろの30億円をピークに減少傾向にあった。それでも、市長が市長に就任した17年度当時には、18億5千万円近くあった。
市長は就任後、基金の切り崩しを続け、21年度15億7千万円、22年度12億4千万円、23年度11億6千万円と大きく減少させていった。24年度末には7億円になる予測であったため、小山は24年度議会から地方財政法に基づき、決算の剰余金2分の1以上を財政調整基金に積むべきであることを指摘し続けた。
しかし、市長は特に省みることもなくさらに取り崩し、25年度末には、ついに4億5千万円にまで減った。このままでは、税収があるにも関わらず、年度途中で市役所の現金がショートしてしまう恐れがあった。
26年度の予算において、ついに、市長が無計画に行なってきた放漫財政のツケが一気に回った。一気に約100の事業を縮小、休止、廃止などを行ない約3億円を捻出せざるを得ないことになったのである。
市長もようやく小山の地方財政法順守の指摘に基づき、決算剰余金2分の1以上を財政調整基金に積むことにした。その結果、26年度は8億3千万円となり回復傾向である。
なお、27年度の見込み11億4千万円が達成できるかどうか見守りたい。
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