「思いが先にあるまちづくり」と「人間の自由が先にある法教育」
朝霞市が主催した
市民参画に係る講演会があり、
講師は福嶋浩彦氏(前我孫子市長,現消費者庁長官)
であった。
題名は「私もあなたも楽しくまちづくりを!! 」だった。
職員の研修を兼ねていたのだろうか。
多くの職員も普段着で参加していた。
朝霞市の主催なので、後日議事録が作成されると思われる。
私は仕事が溜まっているので、
第1部の講演だけで退室し、第2部の座談会は聞くことができなかった。
いろいろ有意義な話があった。
本題と少し横道にそれるが,
私がやっている法教育の実践と共通する
視点の話をされていた。
まちづくりは、
「どこかに正解があり、それを見つける」
というのではなく
「こうしたいのだというのが先にあるという
思いが先にあるまちづくり」
を強調されていた。
・・・・・・・・
法教育についても同様である。
試験問題を解くように、正解を見つけるものではない。
法務省とか最高裁判所のいわゆる
在「朝」の法曹の法教育は、
ルールづくりとか
模擬裁判とか
事前に準備された回答を見つけ出すようなものである。
これに対し
弁護士は在野の法曹として
市民の生活の中に存在するものであり、
私たちの法教育はまずは市民の存在の確認と保障からはじまるのである。
市民の法は生まれながら「自由」である人間の創造的な
生き方を保障するためのものである。
これは言い換えると個人の尊厳であり、
共生社会の実現である。
・・・・・・・・
本題に戻るが、講演では、メモしたものとして以下のことがあった。
地方自治は、長と議会と市民の三者が当事者である。
長とか議会は市民によってリコール、解散させられるからだ。
この観点から市民参画の手法を提案された。
これに対し
国政は、政府と議会の二者である。
また
市民を主権者市民とか、事業者市民とか受益者市民に分類される。
詳しくここで記載する時間がない。
ネットで福嶋浩彦で検索すると今回の講演と
同じ内容の記事がある。
じっくり読んでいただく価値はある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・