市民がつくる朝霞の憲法ー市民の権利と市民統治
(勉強会の様子 市のHPより)
自治基本条例を考える市民の会が勉強会を行なっている。
自治基本条例をわかり易くいうならば、市民が作る朝霞の憲法である。その骨子は、市民の権利と市政統治についての基本条例である。首長や,議員が替わっても継続する自治体としての基本方針である。
地方自治は、直接民主主義を理念としている。すなわち「市民が主人公であり、市民が市政に参加し、市民のための自治体を作る」そのような市民参加システムの確立を目指している。選挙だけが市政統治ではない。 現在、市民は、行政情報を参考にしてパブリックコメントや住民投票をしたり、市の行政委員会等の委員になって、意見を表明できる程度である。現状の市政参加システムは不十分である。
議員と市民の差異は、議決権があるかどうかであり、それは市政参加の方法の差異に過ぎない。さらなる行政情報の公開と市民が市政に参加するシステムの拡充が必要である。
自治基本条例の目標は、地方分権の直接民主主義の具現化だと考えている。 すでに人口減少社会が到来している。参加システムの拡充以上にこのまちを発展させて行こうという市民の意識がなければ、いずれまちは廃れてしまう。各年代の市民が自治基本条例の意義を理解して、その条例の実現に向かって手を携えることを願っている。