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被告人質問をやってきた。

ときどき、市民の方から、弁護士がなんで悪い人を弁護するのか、質問を受ける。

最近私はこのように答えている。

・人間には、両面性がある。全くのおかしな人でない限り、いい点とわるい点がある。

・検事は公益の代表として、悪い点を強調する。

・弁護士は、いい点を強調する。

裁判官は、双方の意見を聞いて事件の全体像がわかる。

さらに、弁護士として私は、被告人との対話を通じて、「自己肯定感」を高める試みをする。

接見を通じて、事件を離れて対話する。

今回接見した被告人は、10ケ月以上、勾留されている。

大変なことであると思う。

他の共犯者は、家族の支援かなんかで保釈で出ている。

私は、この事実を自己肯定に結びつけたいと提案した。

長期間の勾留は、拘禁ノイローゼとか、心身にわるい影響が

ある。

そこで、私は、問いかけた。

「君は、これに打ち勝っている。

その精神力があれば、きっと更生できる。」

先日の被告人質問では、

この点を強調し、被告人も堂々と更生する意欲を述べていた。

判決は年内には出る。

なお、最後の接見の際に述べた。

「どんな判決になるか、わからない。」

私が携わった方々が、自分を肯定して生きていって欲しいと思う。