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ワーキングプアの経済援助

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(上記写真は朝霞基地跡地連絡協6月21日より転載)
一人会派でも政策を実現できる!!

ー条例創設請願、意見書提案―

ワーキング・プアの父子家庭の経済援助の政策を実行しています。

一人親家庭であり、収入の条件は母子と同じであるのに父子には支給しないということは明らかに憲法14条(法の下の平等)違反であり、近時の男女共同参画の流れ反するものです。

そこで条例創設請願(父子手当条例創設)及び法改正意見書(児童扶養手当を父子家庭まで拡大)を提出しました。意見書は全会一致となりました。

ところが父子手当条例創設に反対者が出たのです。
朝霞市の一人親世帯数604世帯、母子世帯586世帯、父子世帯12世帯年収110万以下だと4万円余の手当が出ます。父子手当条例制定にかかる予算は年間約400万円、市当局は、何とか工面できると言っています。

こんな前提でも反対をするのです。
反対意見(ご本人の名誉のために名前は書きません)は「性差別と言っていますが、昔から男は山に芝刈り。父子世帯の平均収入は母子世帯に比べ約2倍。条例はまだ少数」というのです。
納得できますか。

平均的収入が低い女性でも当事者の女性が基準額以上ならば受けられなくて当然です。しかし反対に男性は平均的収入が多いからといって、当事者の男性が基準額以下でも受けられないということは明らかに不合理であります。

しかし裁決では、劇的に採択されました。
賛成13名
公明党5名(篠原、利根川、岡崎、浦川、本山)、共産党3名(堀内、斉藤、石川)市民ネット2名(田辺、藤井)、無所属(獅子倉、神谷)そして小山
反対10名
進政会(議長を除く)7人と明政会3人

この9月の定例会に一般質問で市長に対し父子手当条例の早期制定を迫るつもりです。市長にその気がないなら、今度こそ議員提出で父子手当条例の制定を目指したいと考えています。

末尾でありますが、当然でありますが、一人会派の自分だけの力ではなかったことを申し添えます。
請願の紹介議員になって頂いた
田辺議員、堀内議員
意見書に賛同して共同提案者の獅子倉議員、神谷議員
そして公明党、共産党、
民生常任委員会の委員長の藤井議員
その他名前の引用を控えますが、良識ある人々のいわば有機的結合により、請願及び意見書が採択されたものです。
朝霞市の父子家庭にかわり感謝します。

9月3日   小山 香

水際作戦を乗り越える!

生活保護の分野で行政側に水際作戦があるといわれている。
市民に対し生活保護申請をできるだけさせないというものである。

つい先日もあった。
多重債務の相談をした。
相談者は、生活の糧の年金1年分担保に借入をしており、仕事がみつからなければ、完全に無収入である。
相談者は仕事をさがしているが、健康上の理由もあり、
なかなか見つからない。
所持金は数万円である。

私は、多重債務は心配するな。
しかし、仮に今仕事が見つかっても
給料は1ケ月だ。わずか数万円しかない現状は生活困窮者であることは明らかである。
仕事が見つかり給料が見つかるまでの間
生活保護を支えてもらいなさいといって市役所の福祉課に行って貰った。

1時間くらいして戻ってきた。。
福祉課の担当者は
資産調査に時間がかかりる。
日払いでも仕事があるから、見つけなさい。
といって拒絶した。

また、水際作戦が行われたのである。
急いで、生活保護申請書を作成した。
再び市役所の福祉課に相談者と共に代理人として
出かけた。

福祉課は今追い返してものが、弁護士を伴ってきたことに驚いていたようだった。

上司が出てきて、何事がなかったように
生活保護の手続行われた。

抑えていたが、上司に抗議した。
午前中と今と本人が
同じ説明をしているのに、なぜ午前中は
生活保護の申請をさせなかったのか。

上司は黙ったまま、何も言わない。

こんな風に今全国の至るところで、以前にも増して水際作戦が行われている。

本人は自殺をしようと思っていたともいっていた。
この社会が人にやさしいものであって欲しい。

2008年8月21日  小山 香

乾杯!

もとホームレスのAさんが報告にきた。

仕事が見つかり、生活保護卒業しましたよ。

私は嬉しく、
Aさんとウナギを食べた。

ふむふむ
離婚、女性不信、出奔
ホームレス仲間との友情
ホームレスに善意な人々
・・・・・・

Aさんにとって、文字通り生活保護は
最後のセーフティネットだった。

Aさんの生活保護卒業に乾杯!

憲法25条生存権に乾杯!
2008年8月2日   小山 香


生と死の間に

死刑判決では捜査段階の自白が重視されたり、「被告人は矯正不可能だ」とか、いわれたりすることがある。

人間の心理が単純ではない。
被告人の供述調書は。捜査官が
被告人の語った言葉風に作成する。
極端な話、夏休みの作文を親が代わってするような
ものである。

忠実に子どもの体験を綴れば問題はない。
しかし、親の先入観で本人の相づちだけで
作成すると問題が生じる。

この段階で弁護士はいれば、意に反して
被告人の供述調書に署名するなと指導する。

ところで、人間で矯正不可能な人間はいるのだろうか。
仮にいれば、病気だという以外ない。

被告人が悔い改めることは量刑で極めて重要なことである。
被告人に人間をしての最低限度の教養を回復させることも弁護士の重要な役割である。

すなわち、
法廷での態度
拘置所での態度
全てが生と死に直結している。

家庭の事情で教養を身に付かず大人になって、
弁護士等から、反省を示す態度の方法を教えられず、
粗野のままで法廷にたてば
もろに生活環境の差が量刑に影響する。

光市事件の被告人の態度が死刑の一つにされている。
1審2審の弁護士はあまり被告人と接見していなかったようだ。

従来の判例から当然に無期懲役になると高をくくっいた
のではないか。
残念な限りである。

2008年7月28日  小山 香

パードン(すいません)

電車を降りたらホームで若者と年配者が口論をはじめた。

急いでいたので、一旦は、階段を上り改札に向かった。

気になったので、戻ってきた。
大きな声でまだ、続いていた。
他の乗客は,我関せずと改札に向かって階段を掛けていく。

ホームから乗客が少なくなる。
ときどき、けんかでホームに落ちたり、事故がないわけではない。

そこで、背後から双方に大声で「そこまで」といって、引き離した。

そして、年配の人と一緒に階段を上がりながら「金持ち喧嘩せず」といった。

そう言えば、パリの地下鉄とか、
エレベーター、ドアなどで
そこらじゅうから、ある言葉が日常用語として聞こえる。

一方が「パードン」(すいません)といい、
他方は「ジュブザンプリ」(どういたしまして)

日本人は沈黙は金かどうかが影響あるのか、
見知らぬ他人には、あまり「すみません」といわないようだ。

2008年7月21日  小山 香

 

児童虐待と光市事件

光市事件として、橋元弁護士(現大阪府知事)が刑事弁護人に対し懲戒請求をテレビで勧めた事件でも有名であるが、
平成11年4月山口県光市で当時18歳1ヶ月の少年が23歳の母親と11ヶ月の嬰児を殺害等の事件である。

1審山口地裁、2審大阪高裁いずれも無期懲役、最高裁で差し戻され、差し戻し審広島高裁死刑。

父親は、日常的に母親に暴力を振るい、本人が
止めに入ったら、本人に対し虐待をしていた。

本人が11歳のとき、母親は父親の暴力に耐えかねて
自殺し、本人は自殺した現場をみているのである。

この事件について
小学校の担任
恵まれない家庭環境の中で育ち、精神の発達の未熟さからくる自己をコントロールできず。

高校の担任
本人に生育環境、家庭環境には、このような事件に至った原因が随所にあったと思われる。

鑑定人は児童虐待で本人の精神能力は12歳で止まっているという(4、5歳という鑑定書もある。)。

平成12年児童虐待防止法防止法が成立した。
児童虐待が児童の人権を侵害し、その身心の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるからこれを防止するために制定された。

もっと早くこの法律が制定されていたら、このような事件は起きなかったかも知れない。

日常的に父親の暴力を受けていた母親は、本人を残して一人自殺した。
なお、父親は、その後外国人と再婚し次男が生まれた。

どうして母親は、DV夫に対し法的救済を求めなかったのだろうか。
どうして本人を連れて、家を出なかったろうか。
そんな手段をとらなかったのだろうか。

被害者、そして本人にとっても悲しい事件だ。

このような悲しい家庭生活の原因の
父親の責任はないのだろうか。

現在も本人と没交渉の父親。

子どもは、幸福になるために生まれ、育てられて欲しい。
犯罪者のしかも殺人犯になるために生まれてきたのではないはずだ。

18歳と14日、社会人として僅か14日しか経験のない
人生

もし、17歳と364日の事件なら、死刑は無期懲役に減刑

ああ、僅か15日
2008年7月17日  小山 香

おにぎりが食べたい

おにぎりが食べたい
といって餓死した人がいる。
この日本に

 

アフリカではない
この日本に

なんとまじめな人間だろう。


なぜ、あなたは、
無銭飲食をしなかったのだ。
なぜ、あなたは、
スーパーで万引きをしなかったのだ
そうすれば、国が強制的に保護してくれたのに
人間の誇りを失わなかったのか

 

そういえば戦後この国で、
闇米を拒絶し、配給だけで餓死した裁判官がいた。
あなたも、その裁判官も
悪法でも法といったソクラテスのようだ。

 

ひとりの人間が飢えで死んだ。
最後のそして最期の望みは
おにぎりが食べたい

 

おにぎりが食べたい
といって餓死した人がいる。
この日本に
アフリカではない。
この日本に

・・・・・・・・・

生活保護を打ち切られ
残された日記には、
おにぎりが食べたい
と綴られていた
(2007年7月北九州男性

(享年52歳)孤独死事件)。

 

2008年7月16日  小山 香

ヤミ金の警察の取締の変化

ヤミ金融とは貸金業の登録をしていない業者のことである。
この業者は超高利で貸し付けるのである。
彼らは、貸すときはやさしい。
何年来の友人のような気持ちを抱いてしまうそうだ。
しかし、期限に遅れると、常軌を逸した取り立ておこなう。
(ヤミ金業者のようなものの弁護を国選弁護をすると
あれほど怒鳴りまくっていたものでも、神妙になり、裁判所に寛大な
処分をもとめる。)

そうした被害者は、法律が自分たちを守ることを知っていない。
自宅に押し寄せれば、住居侵入、不退去罪。
強引に取り立てを行えば、恐喝罪。
勤務先の会社に執拗に電話をすれば、業務妨害罪
等々
仮に知っていても警察はオームの様に「民事不介入」といって
積極的に法的手段を取ってくれなかった。

被害者の人たちは、警察が頼りにならないので、嫌がらせにまけて
ヤミ金業者の金を返そうとする。
庶民にとって警察は遠い遠い存在であった。

しかし最近警察も積極的に庶民を守る体制を取るようになった。
警察はヤミ金に直接電話をしてくれるのである。
また、ヤミ金の銀行口座の凍結の命令を出したりするのである。

ようやく庶民に警察が法律が自分たちを守ってくれると思うことを
実感できる用になったのである。

2008年7月15日  小山 香

債務問題は必ず解決できる

質問と回答

このホームページの読者から質問がありました。

(質問)  本当に借金問題について、弁護士に相談すると解決できると断言できますか。

(回答) 断言という言葉は絶対ということになり、これまでの私の経験したことのないことについて断定することは躊躇しますが、解決できました。なぜ解決できたかといいますと、法律は債務者の生存をおびやかして債権回収することを認めないからです。

(質問) 破産の場合、ギャンブルなどが債務の原因の場合、免責にならないということですが、いかがでしょうか。

(回答) 確かに、破産票はギャンブルの場合免責できないとしておりますが、裁判官の裁量で免責することが出来るのです。その場合、本人が経済的更正の努力をしているかどうか、その後の生活ぶりを裁判官が見て、免責するかしないかを決めます。
統計上、免責にならないのは稀な場合です。

(質問) そうすると稀に免責されない場合は、解決できないのではありませんか。

(回答) その場合は、個人再生による手続きがあります。
個人再生の場合は、非免責事由がありません。したがって、通常は借金の2割、最低100万円を原則3年で弁済して借金問題が解決されるのです。いずれにしても、法律は無資力もしくは無資力に近い人の債権回収については無資力者の生活債権を優先させます。したがって、一言で言うならば、財産のない人は、「ない袖はふれない」というが文字通り機能するのです。

2008年7月14日  小山 香

議会発言録:平成20年6月

1 基地跡地利用計画を議決案件とする条例案の否決について
(1) 平成20年5月12日の臨時会において、市長提案の同月19日の予定の臨時会の米軍基地跡地利用計画を議決案件とする条例案が賛成少数で否決された。
市長の責任は、いかがであるか。

(2) 議会に諮るという公約の実現のために次善の策として住民に対しアンケートの実施などの代替手段をとるべきではないか。

(3) 平成20年5月付朝霞市基地跡地利用計画書について

2 多重債務問題について
(1) 政府の「多重債務問題改善プログラム」における下記の実施状況について

①丁寧に事情を聞いてアドバイスを行う相談窓口の整備・強化
②借りられなくなった人に対する顔の見えるセーフティーネット貸付の提供
③多重債務者発生予防のための金融経済教育の強化
④ヤミ金の撲滅に向けた取締りの強化
(2) 多重債務者のギャンブル依存症問題対策について

3 父子家庭について
(1) 父子家庭に対する下記の対策について

①法の児童扶養手当に相当する援助を必要とする父子家庭は存在しないか。
②保育園の受け入れ体制は充分か。
③児童の養育に対する相談業務は充分か。

4 たばこ対策について
(1) たばこ対策の下記の実施状況について

①喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及
②未成年者の喫煙防止対策
③非喫煙者の保護
④禁煙の支援