• 最新記事

  • 「人権の風」新聞

    PDFで表示されます。

    第2号
    「子ども置き去り 35人学級ができない」他
    (2021/1)

    第1号
    「癒着・忖度を生む市長の5選 いいのか?朝霞市のため 刷新しよう」他
    (2021/1)

  • 記事一覧

    プロフィール
    小山の法律家・市民としての活動経歴をお知らせします
    まちづくり構想
    すべての人を置き去りにしない、しあわせ中心社会のまちに生きる
    日々思うこと
    小山が日々の生活・仕事の中で感じたことを自由につづっています。下記カテゴリー別にお読みください。
    憲法
    貧困と人権
    教育
    平和と共生
    議員活動
    その他
    メディア掲載情報
    新聞、雑誌等の記事に掲載された活動を紹介します
    法教育
    法教育についてのページ一覧です
    議会発言録
    朝霞市議会・担当委員会での小山の発言の一覧です
    ご連絡先
    小山へのご意見、お問い合わせ等の宛先です
  • カレンダー

    2010年6月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  
  • アーカイブ

画期的!!本邦初ー未婚の父の子の保育料の算定に寡婦控除の適用へー

朝霞市は、当職の下記の一般質問によって、公立保育園の保育料の算定に未婚の母

に寡婦控除を適用するばかりか、未婚の父にも適用する意向を示した。

                                                         記 

  ⑴ 昨年の12月議会で結婚歴のない母と結婚歴のある母との間で、

     年収300万円で2歳児を一人扶養している場合、

     結婚歴のない人は保育料が1万6270円、ある人が保育料1万2100円

     となっており、月額4170円の差異があることが明らかになった。

     母子家庭の中、結婚歴のない母子の世帯数の

     実数もしくは推定数を教えて頂きたい。
 

 ⑵ 仮に公立保育園の保育料について、

        結婚歴のない母子にも寡婦控除を適用するとどの程度

       朝霞市の負担増になるのか。

 ⑶ 未婚の母に公立保育園の保育料に寡婦控除の適用について、

       市長は他市の状況を調べてから回答したい旨答弁されました。

       調査の状況を踏まえて、市長の回答を伺いたい。

 ⑷ 仮に、未婚の母に対し、前向きにご検討をしていただける場合、

     未婚の父も同様に取り扱っていただけないでしょうか。

・・・・・・・・・・

上記の質問に際し、この質問は、父子手当条例の制定と

同趣旨であるので、私は、次のようにコメントした。

2年前の6月議会において父子手当て条例の制定を求める請願が

全会一致ではないが、賛成多数で採択された。

請願にしたがって、父子手当条例を市長が作って頂けるか、9月議会で市長に質問した

ところ、市長も請願と同じ考えて朝霞市で条例を制定したいと回答された。

そのような経緯で平成21年3月に朝霞市父子家庭支援手当て条例ができた。

この条例は父子にも母子と同様の手当を支給するものであり、

全国で10の指に入るものである。

このように例えばワーキングプアで父子で困っている人に対し

市長の英断で国にさきがけて条例が制定された。

国が後追いして、今般児童扶養手当法を改正したのは、

朝霞市がやるんだから、

また、朝霞市議会は児童扶養手当法の改正の意見書も国に出した。

国もやらなければならないというものではないか。

去る5月26日、参議院全会一致で可決されさ、朝霞市の条例と同じ内容で

児童扶養手当法を改正した。

8月1日から給付をすることになっている。

したがって、市長に作って頂いた朝霞市父子家庭支援手当条例

もうじきこの使命が終わる。

この朝霞市父子家庭支援条例にご苦労さんでしたと感謝してあげたい。

(小山は、父子家庭支援手当条例を手にもって、この条例に感謝したいと質問している。)

ところで、今回問題にするのは、公立保育園の保育料についてである。

子どもにとって、お母さんが籍に入ったことがあるか、

どうか無関係である。

お父さんが子どもを育てている家庭もある。

丁度、父子手当が、請願が通ったように

男女共同参画社会であり、

市長が保育料に未婚の母にも寡婦の控除を認めて頂けるならば、

未婚の父子にも同じように認めていただたい。

・・・・・・・・・・・・・

回 答

(福祉部長)

上記⑴について

実数は、把握できないが児童扶養手当支給者で

結婚歴のない母の数から推定すると約25世帯が該当する

と思われる。

上記⑵について

仮にその世帯が年収300万円で2歳の子どもがいる場合

差異が月額4170円、年間5万0040円になりますので、

全体として125万1000円程市の負担となる。

(富岡市長)

上記⑶及び⑷について

他市の状況は、近隣3市を含め本市と人口が同規模程度の県内14市に確認をしました

ところ未婚の母に税法上の寡婦控除を見なし適用し、保育料を軽減している市は

ありませんでした。

しかしながら、

私は、ひとり親に家庭に対する支援、国や他市にさきがけ、父子手当て制度を導入するなど

積極的に支援を行っている経緯もございますので、このような考えから未婚の父子も含め

保育料の算定に際して寡婦控除の見なし適用をすることついて検討したいと考えている。

・・・・・・・・

未婚の母に保育料の算定に寡婦控除のみなし適用をしているところは

岡山市と千葉市のようだ。

しかしながら、未婚の父に保育料の算定に寡婦控除の見なし適用を検討し

実施しようとするのは、日本が朝霞市が最初のようだ。

富岡市長の英断に賛意を称する。