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議員と市民との議会改革に反対する多数の議員ー議会改革の請願不採択ー

8月24日(火)には下記の請願の採決もあった。

賛成少数で後述のとおり否決された。

起立している議員ー共産党3人(写真右方向)、市民ネット2人(写真中央)、小山の合計6人

件名 

議会改革促進委員会の設置と活動強化を求める請願

理由 

地方分権が進展していく環境下で自治体の経営能力強化のために、

自治体としての最終的な意志決定機関である議会の機能を強化し

、市民に開かれた議会の更なる前進を目指し、議員と市民とで構成する

議会改革促進委員会(仮称)の設置を希望します。

2009年11月20日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

討論

 (野本議員進政会)

反対

わが国の地方自治制度は間接民主主義をとっている。

この一役を担っているのが、4年に一度の選挙で選ばれ

市民の代表になっている我々議員である。

請願では議員と市民とで構成する議会改革促進委員会とあるが

われわれ議員の個人個人が朝霞市の市民であり、その代表である。

議会には自律権があり、議会内部のことは、

われわれ議員が自主的に決定すべきものである。

それぞれの地域代表であるわれわれ議員が

地域住民から意見を起し

これを議会に持ち寄り、検討し方向性を出していく。

とういことが議会制民主主義の本来の姿である。

議会での議論を通じて多様な意見を反映させている。

・・・・・・・・・・・・

(小山)

賛成

国政は憲法前文にあるように

間接民主制である。

先程、(反対意見は)地方議会は間接民主制とおしゃっているが、

これは誤りである。

地方自治法にはリコ-ル権、住民投票、議会解散権

条例の直接制定権がある。

これは間接民主制ではありません。

財務関係の住民監査請求

前者(反対意見)は間違ったことを前提として敷衍している。

国政と地方は前提が違っている。

地方は直接民主制なのである。

今の(反対意見の)ご意見の中で議員は地域からいろいろな

意見を聞いて議会に持ってくると言われる。

この意見は伝統的な地方議会の考え方である。

今日執行部の方はタウンミーティング等を通じて

意見を吸い上げる努力をする方向にある。

しかし議員は間接民主制だからといって

伝統的に個別的に自分の後援者から意見を吸い上げの満足していいのか?

直接民主制では、これはおかしいことは明白だ。

我々は後援者だけのための議員ではない。

われわれは反対する人とも討論を通じて意見を形成していく。

直接民主制の地方議会は議員と市民との討論の場でもあるはずだ。

先程の請願審査(一問一答式)のときに無記名投票がなされた。

これは大事な問題点を含んでいる。

憲法51条では国会議員は、賛成・反対なにを言っても、

院外で責任をとられない。

しかし地方議会の議員は、憲法の適用がなく

議会外で議会における発言、投票行動等も責任を問われるのである。

住民から地方議員は本会議の発言に対し解職請求をうける。

したがって、私たち議員の支持者以外の住民も

私たち議員に干渉できるのである。

地方自治の構造上は、住民が上にあって

いつもわれわれの意見を聞いて、改革できるという

構造にたっている。

だからこそ住民が、市民がこの議会改革を一緒にしたいと

いうのは当然の話である。

近時、いたるところで議会改革が進んでいると言われている。

議会改革には、「真の議会改革」と「偽りの議会改革」がある。

何が真で、何が偽なのか。

そのメルクマールは市民参加型であるかどうかである。

市民の意思がどこまで、参画しているか、どうか。

それが議会改革で問われている。

議会改革の中では、議会がどのように住民に報告するのか。

議会が請願・陳情をどのようにうけるのか。

議員が自由の討論するのか

こうしたことが機会改革の大きなながれである。

市民の権利をどれだけ拡大しているが、どうかが

「真の議会改革」のメルクマールてある。

以上の基準からてすると前者(反対意見)の意見は、

「偽りの議会改革」を言われてもしかたがない。

私たちは、憲法・地方自治を真摯に学んで、

その中にある住民主権、

直接民主制の原点に立ち返るならば、

この請願が議員と市民とで構成する

委員会を設けて貰いたい。

当然の請願である。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 (齋藤議員共産党)

賛成

議会は、固有の機関として決定する。

請願は、議会のあり方を住民と一緒に考えるものである。

反対討論の自律権の問題は執行権の対するものてある。

行政でも住民参加が求められるように

議会も当然こういったことは必要である。

・・・・・・・・・・・・・・・

(田辺議員市民ネット)

賛成

執行者の側の市民参加の仕組みづくりが着々進んできている。

議会の側も市民参画で市民の目線で改革を進めていることは筋である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

議会改革で熱心なはずの公明党の討論で意見がないのは残念だ。

採決の結果

賛成6

共産党3名

市民ネット2名

小山

 反対17名

進政会7名

公明党5名

明政会3名

無所属2名