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か弱き人-自由を求める(2)

イタリアでは精神病院をなくしたという。

総合病院の中に精神科はあるが、精神病院をなくしたというのである。

妥当な方向である。

 

日本でなくならない理由を考えた。

日本の精神病院の経営が民間あることも大きな原因の一つである。

民間の病院に入所者をなくす努力をされるのは無理である。

他方、当事者の居場所の問題もある。

閉鎖病棟とか、拘禁の処遇は

問題外であるが、

施設は、当事者の居場所にさせられている感がする。

 

私はしはしば、退院請求のために施設を訪れる。

多くの人が生活をしている。

家族等から見放されて、やむなく、この環境に順応して

生活をさせられている感がする。

人権侵害が、治療目的で正当化される。

施設の処遇を異議を述べれば、刑務所の拘禁のような処遇を受ける。

異議を上げる気力が次第に奪われていく。

薬を服用させられ、言いなりになる人間になっていく。

治療の名のもとに、自己肯定感を奪い、権威に隷従させる人間を作っている面があるのではないだろうか。