八千代市から八潮市へ
朝、千葉県の八千代市に法律相談でかけた。
私は、法律相談は、現地で聞くことにしている。
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(八千代市のホームページより)
相談後、役所に行った。
八千代市役所、そして千葉市の他の官庁にもよった。
相談者を安心させ、課題を明らかにした。
帰途後途中、埼玉県の八潮市役所によった。
この市議会で私と同じく一人会派議員で頑張って見えるY議員を尋ねた。
Y議員のホームページには一日1000件もアクセスがあるそうだ。
市議会では少数でも、世論では圧倒的に支持されている。
地方議会ではこうした心ある議員が「頑張っている」と感動をあらたにした。
Yさんは、文字通り民主主義の草の根というのだろ。
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ある日の法テラス
法テラスでは民事の扶助相談をしている。
12月7日(水)相談の担当日だ。
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民事扶助は、これまでは弁護士会が行っていたが、
これが、法テラスに委託したため、ここに出かけて法律相談をしている。
弁護士会では、委託せず、従前どおり弁護士会で扶助業務を行うべきだという
意見と、委託した方がよいという意見の対立がある。
弁護士の中には、委託に反対で、法テラスと同じ条件で
生活困窮者の相談業務をしているものもいる。
私は、地元に法テラスの窓口がないこともあり
相談業務を行っている。
相談の仕事をしながら、
法律相談の名目であるが、
①心のカウンセリング
②行政相談
そして本当の
③法律相談
と分類できる。
けなげに必死に生活されている人に
多少でも、私の相談が役立つことを
願っている。
そんなことを思いながら、
浦和の法テラスを後にした。
9月22日(木)~12月4日(日)
9月22日(木)~12月4日(日)まで、私が主にしたことは
新聞づくりである。まず9月議会の報告である。
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(2~4面省略)
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次に、この4年間の報告の新聞づくりである。
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(2~4面省略)
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次にこれからの活動である。
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(2~4面省略)
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11月18日(金)納品
こんなわけで、ひたすら新聞づくりをしていた。
前回の選挙の時は、
議員資格もなく単なる候補者であった。
候補者は、表現活動が制限されている。
形としては、後援会の加入の文書である。
実質は候補者の選挙の文書である。
文書には討議資料と明示されている。
私はこんな形をしないと文書が配布できないのは
おかしいと思っていた。
しかし前回は、法的に詰めなかった。
リーフレットの全戸配布はしなかった。
他方、候補予定者からリーフレットが複数配布された。
おかしな法的規制がひとつずつ、事実上、無くなるのは
いいことだ。
表現の自由の保障が公正な選挙の前提だ。
私は今回は現職の議員である。
後援会の募集の形のリーフレットは不要である。
堂々とこの4年間の業務の報告を議会報告ですることができる。
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立候補を予定しながら、何もしていないように見えたのか
信頼できる人が人を通じて、心配されていた。
それでも、私ができる「運動は」、新聞づくりである。
仕事を終え、朝になり、事務所を出るとき
朝霞駅東口に候補予定者が駅立ちされている。
やっと新聞ができ、単なる駅立ちではなく、
新聞の配布の駅立ちができたのは
告示日の数週間前である。
中には、
沢山候補者の文書を手にしているが
初めて読んだ、感動したと言って
私を支持すると言っていただいた方もいた。
また、突然声をかけられ
「格差社会とたたかっているのですね
支持します」と言われたこともある。
朝、通勤通学の時間に高校生から
「4年前に公園で会ったものです。
明確な公務員宿舎反対は、小山さんだけだった。
覚えています。選挙権はありませんが、頑張って下さい。」
と声をかけられたこともあった。
様々な出会いがあった。
単なる出会いではない
私の主張に対する、出会いだ。
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新たな新人議員との出会いもある。
しかしながら
残念なのは、Fさんが数票差で次点になったことだ。
多くの人が私と同じ気持ちだろう。
事務所の後片づけをしながら、
一堂同じ気持ちだ。
一人1票しかない。
「Fさんは現職だし、何期もしているから大丈夫。」
と言って、他の人に入れられたのかも知れない。
Fさんからは色々なことを教えて頂いた、また連れて行って頂いた。
ありがとうございました。
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明日の朝霞のために
私は、明日の朝霞のためにこれから述べるようなことを目標にしていきたい。
まずは、未来の子どものために次のようなことを考えました。
コメント
朝霞は、若い人たちが多く住むまちです。
若者・子どもの瞳の輝きは
私達多くの大人にもきっと幸福感をもたらすものと考えます。
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私は、弁護士として、もっぱら弱者の生活を気にしながら
活動をしているものの一人です。
そんなことから、次のように考えました。
コメント
多くの人たちは、毎日不安な日々を送っているのかもしれません。
そんな時、最後の救済ネットとしてのセーフティーネットは
社会全体の保険とも言えます。
本来、一人でも多くの方がこの保険を利用しないで済むような
豊かな社会を願っているところです。
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私は、職業として弁護士をしております。
そのことから、常に依頼者の意志を合理的に推察して行動しています。
議員になっても、同じように13万人の市民の合理的な意志を推察して
議員活動を行うようにしてきました。
別な見方をするならば、市民の皆さんは
自らが託した議員の活動をチェックする権能が必要です。
そのためには、市民が傍聴しやすい議会でなければなりません。
そして、市民の方の中には、議員よりもその道に優れている方
あるいは議員では気づかない見方を持っている方もおられます。
そんなところから、下記の通り私は考えます。
コメント
朝霞市議会でインターネット中継の実施を提案したことがあります。
鶴ヶ島市の議会事務局に聞いたところ、パソコンの費用だけで行なえるそうです。
こんなことを提案しても、大きな会派の人たちはインターネット中継が嫌いなようです。
もう現代では、携帯電話のスマートフォンでネット中継ができるところまで来ています。
議会がネット中継をしなければ、市民によるネット中継に先をこされるのかもしれません。
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最後に、朝霞のまちづくり、この4~5年間の
市民・市議会・市長・国との関係を見てくると
大事なことは、住民参加のまちづくりであると私は考えます。
そんなところから、以下の通り、提言します。
コメント
堅い言葉になりますが、私たちが人間の尊厳を感じるのは
自分の意思で行動しているときです。
同じように、朝霞を誇りの持てるようなまちにするためには
市民の意思を反映したまちづくりをしていかなければならないと私は考えています。
明日の朝霞のために
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手前味噌ー新人・無所属ながらの実績
人間の美徳として、あまり自慢をするのは好ましくない。
しかしながら、住民に対する説明責任があるので、私の実績を挙げてみよう。
① 全国10番目の父子手当条例の創設
弁護士として常に法の下の平等を意識している。
議員立法が皆無の地方議会において、この形の請願は
もっと利用してもよいものかもしれない。
② 生活保護パンフレットの作成
-当初、私は要綱で職員に市民に対する告知義務を求めた。
なかなか難しいということで、パンフレットを作ってもらうことになった。
③ プレーパーク設置に大きく前進
-この請願に関与するまでプレーパークがあることを知らなかった。
知っていたら、我が子も参加させたかった。
請願が採択されるまで、年数回の開催に大変苦労
されていた。採択後は、市の後援などがあり、
さらに、市との間で常設型のプレイパークの開設準備
の事前調査に協力しているそうだ。
④ 寡婦控除のみなし適用を拡大
-これも法の下の平等の問題である。
⑤ 夜間警備員の違法な手続を改善
-市の主張では、「警備員が突然、公務員に変身する」という。
こんなあり得ない法令違反が20年以上も行われていた。
⑥ 非正規職員の待遇改善
-市役所の受付に派遣労働者が見えた。
派遣労働は一時的な労働であることを主張し
継続して利用する場合は、直接雇用義務が発生することを
指摘した。その後、直接雇用になった。
図書館に外部委託された業者の労働者が見える。
実態は、偽装請負である。
この点を主張したことろ、契約が切れたら直接雇用にする
そうだ。
⑦ 学校医等の賃金の条例化
-これまで学校医などは賃金が予算の範囲内となっていた。
予算の範囲内というのは、当然であり、法令として妥当で
ない旨を主張し続けてきた。
やっと、条例に賃金を明示することになった。
⑧ 国民健康保険税の減額
-値上げ後、著しい不要額が生じた。
明らかに値上げの必要がなった。
この点を指摘したところ、値下げになった。
⑨ 生活保護申請拒否の防止
-私も数回、申請を拒否された当事者の
生活保護の申請に同行したことがある。
これを一般質問で取り上げたりしたが
福祉部長は、申請の拒否はないといっている。
⑩ 市議会すべての会議を公開
-全員協議会、代表者会議が非公開であった。
非公開にする合理的理由はない。
公開の請願が採択されて、公開が実現した。
⑪ 市長の祝辞の代読の改革
市内の小中学校の入学式、卒業式の市長の祝辞
はこれまで、招待する側の学校が代読していた。
これはおかしな話である。一般質問で取り上げたところ
市長も礼を失しているとして、代読は市の幹部がすることに
なった。
合格点をいただけるだろうか。
朝霞基地跡地利用計画の問題の歴史
現在凍結中の工事現場
基地跡地公務員宿舎問題年表
(これまでの経緯をまとめてみました。参考にしてください。)
18年 2月 財務省より朝霞基地跡地国家公務員
宿舎の移転先候補地となっているこ
とが報告される。
18年 12月 朝霞市基地跡地利用計画策定委員会
が、募集した朝霞市民100 人から
なる朝霞市基地跡地利用計画市民懇
談会とともに緑地公園を柱とする計画を策定
19年 12月 市議会議員選挙
19年 12月 朝霞市基地跡地整備計画策定委員会
が、中心部に高層の国家公務員宿舎
を建設する計画を策定
20年 4月 朝霞市議会は住民の直接請求の住民
投票条例案を否決
20年 5月 12日 朝霞市議会の審議放棄事件(提案す
るな事件)
20年 6月 市長は、市民の声を無視し公務員宿
舎の建設に同意。なお宿舎の計画戸
数は縮小される
21年 11月 国の行政刷新会議の事業仕分けに
て、朝霞住宅事業が凍結される
22年 12月 財務省の判断で朝霞住宅事業が復
活。居住対象者が、家族向けから、
さいたま新都心通勤の単身向けに変
更される
23年 3月 11日 東日本大震災発生
23年 9月 1日 反対を押し切り、朝霞住宅事業の工
事着手
23年 9月 21日 「復興財源確保は歳出削減優先を求
める請願」不採択
23年 10月 3日 野田首相が朝霞を訪れ、15 分間の
視察で5 年間の凍結決定
23年 10月 12日 富岡市長、5 年間も待てないとして
財務省に市の関連施設要望の撤回と
公務員宿舎建設の中止の申し入れ
23年 10月 14日 朝霞市議会の代表者会議を開催し、
議員全員が同趣旨の申し入れを議長
に委任
実績-請願等について
請願の意義
(10月20日付で多少詳しく論じたが、今日は表にまとめてみた。)
私は、ひとり会派の議員のため、議案の提出が制限されている。
そのため、私が他の議員に依存せず市議会の本会議に提案できるの
は、唯一請願だけである。
請願の紹介議員というのは、すでに請願の形が出来上がっている
ものを紹介することもある。
しかし私が特に力を入れたのは、市民の声に真摯に向き合い朝霞市固有
の問題について共に考え話し合って、請願という形で市政に提言をしたものである。
採択されなかった請願も多いが、各会派が市長提出議案以外の朝霞市内の諸問題に
ついてどう考えているのかが市議会本会議で討論されるのは意義のあることだと
私は考えている。
請願活動の成果等
議会にて積極的に質問を行い、行政手続きの不備を改善してきた。
特に請願は30件以上関与し、そのうち3件が採択された。
これは全議員中トップだと思われる。
請願活動を通じて条例改正まで実
現したものもある。
不可解なことに
「市役所入口の喫煙所移転の件」
「基地跡の歴史遺産についての調
査の件」
の請願については不採択
となりながらも後に朝霞市は実現したが、
議会はそれに抗議していない。
小山が積極的に関与した請願一覧表
定例会年ー月 | 件 名採決総数 当初23。23年4月より県議選により21 | 採決 | 進政会7(6) | 明政会3 | 公明党5 | 共産党3 | 市民ネット2(1) | 無ベテラン | 所若手 | 属小山 | ||
1 | 20-6 | 父子手当条例創設の件 | ○ | 13:10 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | 20-12 | 朝霞市議会の会議公開の件 | ○ | 13:10 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
3 | 20-12 | プレイパーク(冒険遊び場)の設置等を求める件 | ○ | 15:7 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
4 | 21-6 | 市役所正面玄関脇の喫煙スペースの移動の善処を求める件 | 注 | 2:21 | × | × | × | × | 棄権 | ○ | × | ○ |
5 | 21-9 | 議会の活動等を支える専従の専門家の補充を求める件 | 1:22 | × | × | × | × | 棄権 | × | × | ○ | |
6 | 21-9 | 点字ブロック設置要請の件 | 11:12 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | |
7 | 21-12 | 基地跡地の歴史的遺産調査の件 | 注 | 6:17 | × | × | × | ○ | ○ | × | × | ○ |
8 | 22-9 | 一般質問に一問一答式の検討の件 | 11:12 | × | × | 2×3○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
9 | 23-6 | 無記名投票廃止の件 | 5:16 | × | × | × | ○ | ○ | × | × | ○ | |
10 | 23-6 | 議員が一堂に会する控え室の件 | 2:19 | × | × | × | × | ○ | × | × | ○ | |
11 | 23-9 | 常任委員会を異なった日に開催する件 | 4:17 | × | × | 棄権 | ○ | ○ | × | × | ○ |
小山が起案した国に対する意見書
1 | 20-6 | 児童扶養手当を父子家庭まで拡大することを求める意見書 | 23:0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
2 | 23-6 | 寡婦控除をすべてのひとり親家庭まで拡大することを求める意見書 | 21:0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
家庭裁判所
東京家庭裁判所の家事調停に出かけた。
待合室は申立人、相手方それぞれ大部屋に
関係者が調停委員に呼ばれるまで待機
している。
当日は私の関係者は都合が悪く、
私一人だった。
待合室で自然といろいろな事件の
当事者のがいたことがわかった。
そのうち、多少気になる
当事者の会話が耳には入ってきた。
子どもとの面接交渉という
事件の当事者がいた。
通訳人もいたので
国際結婚の当事者だろうか。
具体的な事件の判断を
離れれば、
原則として、当然に
親子の面接交渉を認めるべきと
思っている。
子の成長に親の愛情は
なくてはならない。
ところで、私にはこんな事件もあった。
父親に、子どもと面会してください。
手紙を書いてください。
実現しなかった。
その結果、毎月養育料を送金しているだけの父子が続いている。
悲しい話だ。
口にはおそらく出さないだろうが
子どもも相当に傷ついていると思う。
こんなことを思いながら、
待合室にいた。
憲法と市議会
わたしは市議会に六法全書を持ち込んでいる。
議論の起点と終点は憲法である。
市議会の議論に常に憲法を置くことは必要である。
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私が平成17年度の埼玉弁護士会の
副会長だった時、裁判所の弁護人側の
席全てに六法全書を弁護士会として
裁判所と交渉して置いてもらった。
刑事事件ではつねに、憲法、刑事訴訟法
など、根拠が必要である。
当時検察官の席にはあったが
弁護人側にはなかった。
ところで市議会ではどうだろう。
各席に六法全書を置くべきと言ったら
どうなるだろうか。
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六法を持ち込んだ成果
1 市役所の派遣労働者が、直接雇用された。
2 外部委託形式の偽装請負を改善することになった。
3 学校医の賃金が、条例で明文化された。
4 夜間ガードマンの埋火葬許可がなくなった。
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