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主文 懲役○年、未決○日算入、この裁判の確定の日から○年間執行を猶予する。

裁判所 法廷 イラスト素材 [ 962763 ] - フォトライブラリー photolibrary

被告人が法廷に入ってきた。傍聴席最前列にいる母親をちらっと見た様子だった。

被告人席で腰紐とか手錠を解かれた。

(私は法廷での手錠姿は、人権侵害であると思っている。)

裁判官が入ってきた。法廷は、検察官も書記官もそして裁判官も女性である。

上記の判決だった。

直ちに釈放された。

母親の顔には少し涙顔になっていた。

「先生、よく聞き取れなかったのですが」

「判決は懲役3年、ただし4年間わるいことをしなければ、この判決を取り消す」というものです。

母親の脇にいた被告人に向かって

「あなたは、今何歳ですか。○歳まで、人一倍注意して生活をして下さい。」

私は、二人で寄り添って、裁判所の階段を降りて行く姿を黙って見送った。

今年の2月から、10ケ月にわたる事件だった。

私はきっと更生をしてくれると信じている。

・・・・・・・・

彼は自由になった。今、彼は自由のすばらしさを実感しただろう。

でも、自由はこわい面もある。不幸になる自由もある。

 

 

わずか、4万円余りの示談成立

私は、自動車損害保険の弁護士特約の仕事をしている。

私がこの仕事をしていて、消費者には大変便利な保険と思う。

今回の自己は物損自己で100対ゼロである。修理代金が4万円余り。

この程度の被害事件は、往々にして加害者は払ってくれない。

被害者は4万円だと泣き寝入りすることが多い。

しかし、弁護士特約がついていると、私のような弁護士が

委任をうけて弁護をする。

何回電話をしても、何のつぶて、手紙を書いても返事がない。

相手の名刺をもらっているので、会社に電話をかけることはできる。

しかし、これは最後の手段としている。

相手にも名誉もあることだ。弁護士から電話があると、電話を取り次ぐ人は

びっくりするだろう。なお、私は1回目は弁護士とは名乗らない。

「朝霞の小山です」と名乗る。

 

電話をする前に、先日、先方の自宅まで、置き手紙をするために出かけた。

午後の時間であるが、仕事が夕方なのか、奥から本人が玄関まで出てきた。

玄関先で示談交渉が成立した。

 

 

失踪宣告の取り消し

先日、10年以上前に、失踪宣告をした身内が生存していたとの相談があった。

遠くの身内の方と、本人が事務所にみえた。

本人は、60代前半の人で、約20年も遠くの実家とは連絡もとらず、音信不通にしてきた。

2ケ月前に旅行にでた。郷里に向かう、フェーリー船みに行くことにした。

その途中、倒れて救急車で病院に運ばれ、緊急入院した。

保険証がないことから、病院から朝霞市役所経由で、市役所が郷里の実家に連絡をつけてくれたとのことだった。

本人は、まさか自分が失踪宣告をされていることは知らなかった。

 

私は、家庭裁判所での調査官と本人とのやりとりを横で聞いていた。

両親の死に立ち会えなかったことに涙をされ、郷里の身内がきちんと後をとっていることに感謝していた。

本人は、この朝霞で今後も暮らしたいといっている。

 

早晩、抹消された戸籍は復活する。

これまで、図書館にいっても、本を借りることもできなかったが、これからは借りられる。

 

本人は、裁判所からの車の中で「私はひとの善意とかやさしさで助けれた。道で倒れて救急車を呼んでくれた人、

市役所から、郷里に電話をしてくれた人に感謝をしたい」といっていた。

 

 

被告人質問をやってきた。

ときどき、市民の方から、弁護士がなんで悪い人を弁護するのか、質問を受ける。

最近私はこのように答えている。

・人間には、両面性がある。全くのおかしな人でない限り、いい点とわるい点がある。

・検事は公益の代表として、悪い点を強調する。

・弁護士は、いい点を強調する。

裁判官は、双方の意見を聞いて事件の全体像がわかる。

さらに、弁護士として私は、被告人との対話を通じて、「自己肯定感」を高める試みをする。

接見を通じて、事件を離れて対話する。

今回接見した被告人は、10ケ月以上、勾留されている。

大変なことであると思う。

他の共犯者は、家族の支援かなんかで保釈で出ている。

私は、この事実を自己肯定に結びつけたいと提案した。

長期間の勾留は、拘禁ノイローゼとか、心身にわるい影響が

ある。

そこで、私は、問いかけた。

「君は、これに打ち勝っている。

その精神力があれば、きっと更生できる。」

先日の被告人質問では、

この点を強調し、被告人も堂々と更生する意欲を述べていた。

判決は年内には出る。

なお、最後の接見の際に述べた。

「どんな判決になるか、わからない。」

私が携わった方々が、自分を肯定して生きていって欲しいと思う。

 

Iさん天命全うする。

Iさんは、私の事務所に十数年前、債務整理の相談にみえた。

Iさんは、「実は、埼玉の奥のなんとか鉄道で電車に飛び込みをしようと飛び込んだところ、電車がそこが終点で止まってしまった。

相模原に行って、海に入水したが、サーファーに助けらて、警察から、朝霞市役所に連絡してもらった」いって、私の事務所にみえた。

借金問題は、解決した。

その後、都内でタクシー運転手をやっていた。

ときどき、駅付近ですれ違い、お互いに挨拶をかわした。

数年前にタクシー運転手を続けられなくなり、生活保護で生活をしてきた。

そんなとき、相談ごとを受けた。

ときどき連絡が来るが、最近連絡が来なくなったので、心配して自宅のポストに

置き手紙をポストに入れた。

その際、道端で隣の人と出会い、お互いに、最近見かけませんが、どうされたのでしょうかと

立ち話をした。

しばらくして、身内のものが、私の手紙をみて、連絡をしてきた。

「入院中です。もう、自宅には帰れないと思います。」

そのうち、また連絡があった。

「兄は、先日亡くなりました。」

前後して近所の人からも、家に業者が来て片づけをしていますがと

連絡があった。

・・・・・・

一言でいうと、Iさんは、憲法25条等で天命を全うできた。

病院には、お見舞いに行けなかったことが、悔やまれる。

他方、身内ではない、私が行くことがいいのか。

また、コロナ感染拡大で結局、面会は出来なかったのではないか、

納得しようとの思いもある。

そんなことを思いながら、Iさんを偲んでいる。

中学時代に米兵から、チヨコレートをもらったとか、

ゴルフ場がなんとかで、ギャディさんがなんとか、

正確な記憶が出てこない、そんな断片的な話の端はしを

思いだす。

最期は、コロナ感染拡大もあるので、

ご兄弟と面会ができたか、わからないが、

医療の最善の元で、天命を全うしたようだ。

 

私も、気がつけばIさんのホームドクターではなく

ホームロイヤーだった。

謹んでご冥福をお祈りしたい。

 

現代日本社会は 老後どうなるのか?

11月29日(日)の学習会の案内です。
明石弁護士は、新進気鋭の弁護士です。
昨年の国会予算委員会に参考人として、
アベノミックスの統計データーの「捏造」を述べていました。

 

楽しい法教育研究会からのご案内「公的年金の現実『キリギリスの年金』

現在、楽しい法教育研究会という名称で社会教育活動をしています。
次回は、公的年金の現状を勉強します。

講師は、「キリギリスの年金」の著者の明石順平弁護士です。

朝日新書 935円

明石弁護士は、埼玉弁護会の会員です。

日時         11月29日( 日 )午後2時~

場所         市民会館 会議室

テーマ     公的年金の現実 「キリギリスの年金」

明石弁護士は、

「アリのように働きづめでも老後を公的年金だけで過ごすことは絶対に不可能!
人間使い捨て国家が招く絶望的な未来」

といいます。

ネットで「明石順平」と検索して下さい。社会問題に鋭く迫っています。

是非、この機会にお出かけ下さい。

中村哲さん道半ばで命を奪われる

中村哲さん、こころある人で
この名前を知らない人は、いない。
今の日本人で最も尊敬される人ではないでしょうか。

改めて、中村哲さんの動画を見てみると
輝いている。

内戦が続く、アフガンで危険極まりない。
たしか「憲法9条があるから、安心だ」といっていた。

その後の日本政府の憲法9条の解釈改憲とか、アメリカ追従外交で
地元の反政府ゲリラなんかは、日本の見方を変えてきたのだろうか。

大きな夢をめざして、道半ばでの生涯だ。
改めて、中村哲さんの生涯は、私たちは、何かを呼びかけている。

3期12年議員の仕事,全うしました。

3期12年議員の仕事,全うしました。

12年前,2007年9月26日議会最終日,はじめて市議会を傍聴した。
議案について、討論があり,採決が繰り返し行われている。
私にこの仕事ができるのだろうか。

どうするか悶々とし,10月に入り,それこそ,やむにやまれず,立候補決意した。
私を議員に立候補させたのは,国家公務員宿舎問題だ。

基地跡地には市民合意では公園になるところ,国が国家公務員宿舎を建てる。
富岡市長はこれを受け入れる。

市民は,反対の署名運動をしている。
我が家の当時中3と中1の子どもたちも
署名し,「みんなが署名したから,公務員宿舎建設は中止になるよね」
といっていた。

私は,適当にうなずくことしかできなかった。
そして,私にできることは,議員になって
市民の基地跡地の公園計画といを声を
届けることだと決心した。

国家公務員宿舎建設は,政権交代等,東日本大震災があり
中止になった。

議員の仕事は,公務員宿舎問題ばかりではない。
市民の暮らし,子どもの教育の問題,その他多くの問題がある。

議員として議会にでる以上,議案の予習
一般質問の準備
議員の仕事は重い。

議員が勉強をしないと執行部の業務の問題点はみえてこないし
指摘できない。

一方で議員としてだだ議会に出席し,採決で賛成とだけすることも可能だ。
でも私は,それはできない。執行部の提案を検討し,疑問点を正すこと
この作業を怠ったら,議員としてのプライドを棄てることになる。
単に、日当をもらうためではないかの、倫理感に反する。

重い議員の仕事を肩に背負い,3期12年が経過した。
9月26日降ろすことができた。

私は,内心3期12年と決めていた。
だから,与党会派の議員が討論原稿を
読んでいる問題は,私の在職中に処理ができるか焦りながら,最後は,
議員に対して提供している市長に対し,一般質問をして,
議会だよりにそれをのせる方法で行うことにした。

結局議会だよりを超えて、朝日新聞と埼玉新聞が
取り上げてくれて,市長は「やめる」と姿勢を変えることになった。

9月26日までの,市議会議員の重さを背負った気分と
27日以後とは,全く気分が異なる。

さあ,弁護士専業となった。
これまで休止していた少年事件を再開したい。

市民の中には,私の内心の事情を知らずこの間,選挙を応援したい申し出ていらっしゃる人がいる。
私は実は世代交代をしたいというが,納得して頂けない人もいらっしゃる。

議員の仕事は,私には片手間ではできない,重い仕事だ。
3期12年で,次の人にバトンタッチをしたい

相撲の横綱は,3連敗すると引退をする。
ボクシングのチャンピオンは,チャンピオンのまま引退をする。

私も,まだ力がある。そんな自負をもって引退したい。

3期12年間、ご支援ありがとうございます。
2019年9月28日
朝霞市議会議員 小山 香

9月議会の一般質問の内容

9月19日一般質問があります。
一番最後です。
私の一般質問は下記のとおりです。

1多文化共生社会
(1)現状と課題について
2地域福祉計画
(1)現状と課題について
3障害者自立支援
(1)現状と課題について
4年金受給者と介護付き有料老人ホーム
(1)現状と課題 について
5子どもの権利条約
(1)現状と課題について
6いじめ・不登校問題
(1)現状と課題について
7学校における動物飼育
(1)現状と課題について
8働き方改革と教育委員会
(1)現状と課題について
9東洋大学朝霞校舎
(1)現状と課題について
10大学等との協定
(1)現状と課題について
11投票率向上
(1)現状と課題について