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続ある接見ーやさしさの意味

刑事行政は進化している。

高齢者が出所すると、

民間と協力して

その受け皿が作られている。

生活保護を受給して

ケアハウスなんかに入居できる。

 

身寄りのない高齢者は気の毒だ。

しかし、身寄りがなく刑務所から出所する人には

安住の居宅はある。

 

逆説のパラドックスのようだ。

身寄りがある人には、中途半端な行政だ。

本当に政府の福祉行政を信じていいのか。

 

こんな状況の中で、私は被疑者高齢者に申し述べた。

ケアハウスが多少不便でも、公園のホームレスよりも

いいのではないですか。

ハイとうなずいていた。

 

関係者との根回しをすれば

この高齢者はなんとか、実刑を免れ

元のところに戻れるのではないか。

そんな期待をもって、接見室を後にした。

 

 

 

ある接見ーやさしさの意味

新年早々、被疑者国選を受任した。記録をみる限り、全く軽微な事件である。

接見に行ってきた。

接見室(2)

(こんな感じ、面談する。)

同種の前科があるようだ。

家族がなく、住所がなく、仕事がないということで、逮捕・勾留されたのである。

高齢者であり、高齢者用の施設にいたが、少し前に出たそうだ。

これまで多くの善意があったはずだ。

そんな善意の人は,更正を願って日々奮闘していると思う。

高齢者の最期のセーフティネットを同構築するのか、

考えさせながら、警察署を後にした。

 

明日の日本を考えるー安保法制廃止に向けて

埼玉弁護士会は、憲法と人権を考える市民のつどいを随時開催している。
以下のとおり、1月28日(木)さいたま市民会館うらわホール(浦和ロイヤルパインズホテルの前)
企画している。
同志社大学の浜矩子さん
当会の元裁判官の北沢貞男弁護士
さらに
シールズとママさんをお呼びしている。
2015年12月27日17時27分17秒0001

2015年12月27日17時27分17秒0002

 

役所事件簿(1)

今から約10年弱前、弁護士仲間とフィンランドに視察旅行に行った。地元の行政マンと懇談をしたことがあった。

当時、生活保護の窓際で行政がなんだかんだいって、申請をさせないことが社会問題になっていた。

これを水際作戦と呼んでいた。

そのことをフィッランドの行政マンに話したら

「理解できない。自分の金ではないのに、なぜ申請させないのか。」

その後、日本でも水際作戦が続いていたが、弁護士を含む法律家団体が取り組み、

今ではあまり聞かなくなった。

しかしながら、それでも行政マンの対応が水際作戦のように市民の正当な権利を侵害というのが言い過ぎならば、

市民の権利を配慮したいケースがある。

今年から、これらのケースをプライバシーに配慮して報告したい。

(同じような扱いで困っている人に役立てば幸いである。)

・・・・・・・・・・・・

本人若年性痴呆で、病院入院中、生活保護の受給。

母親は、Aから生活保護費を受け取っている。

A市が本人に未納市税催告書を送付した。

母親は、ケースワーカーに相談したところ、母親に払いなさいと申し向け

母親は、受領した保護費から未納市税を収納課で支払った。

 

これは、保護法56条の趣旨に反し、

保護費から滞納している税金を払わせるなんてとんでもないことだ。

当職は、A市に赴いて、

「ケースワーカーの指導が誤っている。

誤った行政指導によって、

支払う必要がなかったのに、市県民税を支払った。」

と言って、返還を求めた。

A市福祉課は、不適切な処理を認め、

結局、過誤納付ということで全額戻して貰った。

続 15歳のA君への応援メッセージ

さあ、扉を開けるのは、A君だ。

この地上で誰でもが教育を受けれるのではない。

自縛テロに利用される子どもたち

兵士にさせられる子どもたち

貧困で学校にいけない子どもたち

子どもたちは、この地上に希望を夢をもって生まれて来ている筈だ。

生まれた場所によって、希望が奪われている。

17歳のマララさんの訴えを聴いてみよう。

1人の子ども、1人の先生、1冊の本、1本のペンで世界を変えられる。教育こそがただ一つの解決策だ。

さあ、扉を開けるのは、A君だ。

・・・・・・・

マララさんの英語力が世界を動かしていることは間違いがない。

教育こそが平和的な社会変革でなるとの証拠の一つだ。

さあ、扉を開けるのは、A君だ。

15歳のA君への応援メッセージ

15歳のA君への応援メッセージ

選挙最終日夕刻、朝霞駅南口本田美奈子の広場に瞳の輝く少年がいた。

私のブログの校則とか、憲法の話しを見て、 応援に来たそうだ。

A君応援ありがとう。

今度は、私がA君への応援メッセージ を送る。

本来、A君の目線でアドバイスをすべきである。

しかし、今回だけは、多少大人の目線で言わなければならない。

・・・・・・

3月の試験にチャレンジしてほしい。

その向うにA君の人生の恩師が、友人が待っているかも知れない。

その向うに「知」が待っていることは確かである。

その扉を開けるのはA君だ。

 

入学試験というより、期末試験を受けるということでいい。

試験は、真理を試すものではない。

巨人の4番は、阿部であるとする。

試験問題は、巨人の4番は誰ですか?

答えは「阿部」で正解とする。

これだけのことである。

なぜ、巨人の4番は重要なのか。

なぜ、阿部は4番に抜擢されるのか。

知らなくても、「巨人の4番は、阿部である」

と覚えるだけのことである。

覚えても損はない。

野球を見るとき、人と野球の話しをするとき、

役立つことは間違いがない。

・・・・・・

思えば、私の回りで尊敬できる人は、とにかく雑学が多い。

雑学の多い人には、人間性の深さを感じる人が多い。

 

大学の開架式の図書館に入って驚いた。

本が一杯ある。

何十万冊とある。

一日1冊読んでも、一年に365冊しか読めない。

その本の量と比べると、

学校の教科書は、なんと貧弱だろう。

こんな薄い本になんで何年間も苦労してきたのか、と思った。

もっと早く気がつけばいいと思った。

試験は、範囲が決まっている記憶の確認にすぎない,と。

・・・・・

3月の試験にチャレンジしてほしい。

その向うにA君の人生の恩師が、友人が待っているかも知れない。

その向うに「知」が待っていることは確かである。

その扉を開けるのはA君だ。

さあ、扉を開けるのは、A君だ。

私の選挙公報

私の選挙公報

私の選挙公報だ(原本は横に長い。)

昨年の衆議院選挙から、選挙公報は全戸配布になっている。

少し自慢話になるが、選挙公報の全戸配布は、私が選挙管理委員会に現在の状況で

は全戸配布しないと公職選挙法に触れるのではないか、訴えた成果である。

これからもやるべきことがある

これからもやるべきこがとある。

街頭演説2

私は組織・団体に属していない。

市議会ではひとり会派を作っている。組織・団体の代弁者ではなく、一人の親、法律家としての良心に基づいて活動していきたいと思う。
私は、「個人の尊厳と共生社会の実現」を願い、弁護士の知見を活かして市議会議員として活動をしている。
その考えに基づき、今後力を入れたい政策を上に列挙した。人権と深く結びついたものが多い。

子どもたちの将来のために

①主権者教育・法教育の推進

②貧困家庭に対する奨学金

①の目的は自らを肯定し、考える力を付ける。②は学びたい気持ちを活かす道を用意することだ。未来を担う子どもたちのために必要だと考えている。

共生社会の実現のために

③高齢者の後見制度支援

④高齢者等の入居保証人

⑤学校給食のアレルギー対策

⑥差押え・滞納処分についての点検

③から⑥は現在、社会から軽視されている人たちをサポートし、共生社会を目指すための政策である。これらは受益者だけでなく、社会全体に利益のある政策でなので、厳しい財政状況ではあるが、実施すべきであると考える。

徹底してわかりやすい議会に

⑦はわかりやすい議会を実現することを目的としている。一問一答式にすることにより、より分かりやすく充実した質疑が行われれば、市民の人権を守ることにもつながると考える。

議員活動の原点は父親として何かしたいという思い

父親の会を創設

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私の地域活動の始まりは、子どもが小4と小2だった平成14年頃、八小の父親の会(103の会)を創設したことである。父母と先生の会は母親が多く、父親が参加しにくいと感じたからだ。
当初数名で始めたが、徐々にメンバーが増え、活動の幅も広がった。

子どもたちと一緒に校庭でサッカーをしたり、夏休みには校庭で屋外映画会なども開いた。また、学校の先生もお誘いしてハイキングをしたこともあった。その後、市内の他の学校でも、親父の会が普及していったようだ。

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(八小の校庭での映画会、陽が落ちれば、映画会開始です。)

2分の1成人式

また、2分の1成人式の企画書を持参して校長、担任に提案したこともあった。少年犯罪が話題になっていた折、子どもたちが皆から愛されている実感を持ち、夢を見つけて追いかけて欲しいという思いからだった。 自己肯定感を育む教育を小山が推進しているのはこれがきっかけでもある。
なお、今では八小だけでなく、市内の多くの小学校で行われている。

市民無視の状況を無視できず、やむにやまれず立候補

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平成19年、基地跡地にツインタワーの超高層国家公務員宿舎建設計画が持ち上がった。多くの市民が反対していた。
従前、基地跡地には公園を作る計画案があった。小山は、この土地は未来の子どもたちに残すべき財産だと感じ、子を持つ親として行動しなければと思った。法的に理論武装をして、反対市民の請願を実現させたいと願った。
そこで、この問題は朝霞100年の計であり、賛成・反対は住民投票で決めるべきであることを訴えて市議選に出馬し、議員となった。
国が建設を着工した時も、市民とともに世論に対し建設反対を訴え続けた。そしてついに、反対の声が国政に届き、平成23年12月、建設中止が決定した。

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その後、宿舎建設予定地は朝霞の森となり、暫定ではあるが市民が利用できるようになった。
朝霞の森で遊んでいる子どもたちを見るたびに、基地跡地の国家公務員宿舎計画を白紙撤回できて本当によかったと感じている。

そして議員になり、弁護士の知見を活かして活動

少数者も見捨てないー父子手当条例

父子手当請願可決

(請願採択の瞬間  13対10で採択、反対進政会7明政会3)

議員となった当時、経済的困窮度が同じであるにもかかわらず、母子家庭には手当てが支給され、父子家庭には手当てが支給されていなかった。
私はこの状況を知り、弁護士としても市民感覚としても不平等だと感じ、改善しなければと思った。

本来、議員には立法権がある。しかし朝霞市議会では、議員がこうした条例を作った例がなかった。そもそも、ひとり会派の小山だけでは、条例提案は困難だった。

そこで小山は市民の協力を得て、父子手当条例創設の請願を出していただくことにした。
請願は議会に掛けられた。この請願は全会一致で採択されると思っていたが、意外にも保守系会派が反対に回った。

しかし、最終的に保守系会派の賛否が割れ、賛成多数で採択されるという異例の事態となった。

朝霞市議会の歴史上、議員がこのように執行部に条例を作るよう請願を出し、その結果採択されたのは初めてであった。早々に条例として制定されたこともあり、この父子手当条例は全国で10番目、県内では初めてであった。
その後、父子手当はその必要性が認められ、法律が改正された。条例はその役目を終えたが、国の法律改正の先駆けとなったことは誇るべきことだと思う。

貧困家庭にも奨学金の貸付をー「ふるさと納税活用案」

市教委は保証人が立てられない家庭には奨学金を貸し付けない。

貧困家庭では保証人をつけるのが困難であることも多く、奨学金が借りられないことがある。子どもの貧困対策法及び生活困窮者自立支援法に抵触する政策である。
今、子どもの貧困が問題になっている。6人に1人が貧困の状態にあり、貧困の連鎖を断ち切る政策が急務である。朝霞市の子どもに関する行政は、待機児童の解消や放課後児童クラブの運営に注力しているようだ。厳しい財政難でこれ以外に手を回せるだけの財源がないから貧困対策事業には手がつけられない、ということだろうか。
議員である私には予算配分をする権限がない。そこで、「ふるさと納税」を使った貧困対策基金をつくることを提案している。

「ふるさと納税活用案」
私の提案する基金の実現案は以下のとおりである。①朝霞市が「ふるさと納税」の受け入れ口として貧困対策基金を創設する。②市民が朝霞市の貧困対策基金を指定してふるさと納税をする。③市民は住民税等が控除される。④朝霞市はふるさと納税をした市民に、非控除額相当のお礼をする。なお、お礼が地域産業振興券等であれば地域振興にも役立つ。
三方良しの施策である。やってみる価値はあると思うが、市議会で提案をしても朝霞市は、それほど積極的に関心を示さなかった。

小山 政務活動費の返上
厳しい財政難により、平成26年度の予算編成の際、福祉予算を中心に約3億円がカットされた。議員報酬も一部返上すべきとの市民の意見もあるが、法律上小山個人で返上はできない。そこで、私は昨年より政務活動費年間24万円主返上することにした。今年も返上済みである。