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市長の品格?

12議会に1億円弱の公共施設の工事・修繕が補正予算として提案された。

緊急経済対策というのである。

これまで国が緊急経済対策として、補正予算を組んで、これが地方に下りてきた。

今回は、朝霞市が自分のお金(財政調整基金)を取り崩して行うのである。

以下のとおりである。

朝霞市は、12月定例会に下記の公共施設についての工事・修繕の補正予算

これらの工事は、人の生命・身体を侵害する危険が存在していてそのために

緊急にするものではない。

正真正銘緊急ならば、市長の専決処分で出来る。

来年の3月までに使い切るものである。

時期的に不自然と思うのは、私だけであろうか。

・・・・
9月3日の議案質疑について

次のとおり質問を通告している。

1 今回の補正予算は、地域経済対策事業と称して、財政調整基金(朝霞市
 の預金と考えてよい)を取り崩して行うという。
  そうするは8億2753万1000円から7億4370万7000円に
 なってしまう。問題ではないか。 

2 市内事業者を対象とした地域経済対策事業は、本来当初予算で計上する
 ものではありませんか。 

3 これまで、市内事業者を対象とした地域経済対策事業を行ってこなかっ
 たようだ。どうしてか。

4 今回は、はじめて市内事業者を対象とした地域経済対策事業を行うよう
 だ。これまでは行わず、今回行うことになったのはどうしてですか。

5 市内にはさまざまな業種があるところ、市内事業者の活性化について、
 今回、対象とする業者を選択されたのはどうしてですか。

6 施設の改修は、本来計画的に行うものあって、当初予算で計上して行
 うものではありませんか。

7 計画的に改修をしないと、結果的に税金の無駄使いになりませんか。

8 過去10年間の各年度の埼玉県と朝霞市の倒産件数を教えて下さい。

・・・・

これまで、朝霞市独自の予算で緊急経済対策などをやってこなかった。
財政が厳しいのに、なぜ、この時期にもっぱら建築工事業者だけに
経済対策なのか。

市内の他の業者にとって不公平ではないか。

そもそも、経済的に苦しいのは、建設業者だけではない。

市長の品格を疑う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全国一斉生活保護ホットライン

今日、日弁連が企画する全国一斉生活保護ホットラインが行われた。

埼玉弁護士会でも有志が6回線のホットラインに応対した。
朝10時から夜10時まで交替で担当する。

生活保護は最後のセーフティネットだ。

私たちが、安心して生活できるひとつには

暗黙にセーフティネットがあるからではないだろうか。

ときどき街で、

一時生活保護を受け、

今では、自分の力で生活している人に

会うことがある。

そして、鉄道が人身事故で止まることがある度に

その人たちに、セーフティネットの保護は

なかったのか、思うことがある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12月議会の一般質問

私の12月議会の一般質問は次のとおりである。

              記
1 基地跡地について
 ⑴ 「朝霞の森」開設の式典の際に、市民に挨拶をさせるか、あるいは市長
  の挨拶の中で、市民の運動に対する評価や、市民へのねぎらいの言葉が
  あってもよかったのではないか。
 ⑵ プレーパークの常設化を実施する場合の課題は、何であるか。
 ⑶ 市民の合意の上、「朝霞の森」で大規模なコンサートを行うことは可能
  であるか。
….
基地跡地問題は、第1幕が終えた。
夜、駅頭でのビラ配り、署名
日曜日、スーパーでも、地域にも
主役は市民ではなかったか。
・・・ 
2 法令遵守について 
 ⑴ 条例に基づかずに委員に報酬、謝金を支払っている会議がある。
 これは、違法ではないか。
 ⑵ ⑴の会議について平成23年11月1日から平成24年10月末日までの
  支払い合計は幾らであるか。
 ⑶ 仮に違法な支出であるとした場合、どのように是正するのか。
・・・
朝霞市は、臨時職の職員に条例に基づかずに賞与を出すことは
できないといって、一方的にカットした。その影響額は6,000万位円である。
私は、カットではなく、その分の賃金への上乗せを主張したが、
聞いて貰えなかった。
法令順守を徹底するならば、朝霞市は条例に基づかずに、
委員に報酬、謝金を支払っていることはどうなのか。
違法な支出であり、その責任は重大である。
・・・
3 女性センターの愛称について
 ⑴ 公の施設について、外来語を使用するのはいかがであるか。
 ⑵ 女性センターは、男性も利用できるということであるが、それは入口等
  に公示されるのか。
 ⑶ 男性も利用できるならば、やはり「男女共同参画センター」の名称が妥
  当ではないか。

4 憩いの湯問題
 ⑴ 憩いの湯が営業中止になった原因は何か。調査をしなくともよいのか。
 ⑵ 営業中止直後になぜ原因の解明をしなかったのか。
 ⑶ 休業中であるにもかかわらず、経費等を1億円以上も支出している。
  税金の 無駄使いではないか。
 ・・・
監査委員もチェックをしていない。
なんと、怠惰な行政だろうか。
だれも責任を負うこともなく、
税金が垂れ流されていった。
・・・
5 学校給食のセンター式と自校式について
 ⑴ 残菜量は、センター方より自校式の方が多いようだ。自校式の導入に
  より、人件費が約2,000万円弱増えた。各給食センターから各学校への
  配達時間は最大で約11分である。
以上のことから自校式給食の合理性はないと思われる。政策の誤りが
  明白であり、税金の無駄遣いではないか。
⑵ 自校式の学校にあるランチルームは本来の目的としての稼働率が著し
  く低い。問題ではないか。
 ⑶ 仮に自校式が優れているとして、8小に自校式給食を導入する場合、
費用が約4億円近くなると思われる。この費用は他の教育行政課題より
  も優先するものなのか。
 ⑷ 8小に自校式給食導入後、導入の予定がない残りの12の小中学校の
  子どもたちに対する不公平を検討したか。
・・・
お金があれば、誰も自校式に反対はしない。
そんなに朝霞市はお金が余っているのか。
・・・
6 朝霞市庁舎等整備方針検討委員会について

7 学校図書室について
 ⑴ 1中の図書室に机がない。机を入れて頂きたい。
 ⑵ 学校図書室の開室時間はわずか4時間である。児童・生徒の登校時間
  から下校時間までの開室を求める。
 ⑶ 長期休暇中は閉室している。開室を求める。
 ⑷ 図書室に児童・生徒の検索用のパソコンを入れるべきではないか。
 ⑸ 学校図書館サポートスタッフの研修を行っていないようだ。行うべき
  ではないか。
・・・
机のない図書室、わずか4時間しか、開館していない。
悲惨な現状だ。
・・・
8 中央図書館と各図書室の連携について
⑴ 中央図書館と各学校図書室との連携を求める。
⑵ 中央図書館と各児童館の図書室との連携を求める。
・・・
学校に本がなければ、学校経由で中央図書館の本が借りられたらいい。
赤ちゃん連れで図書館は行きづらい。ならば児童館の図書室経由で中央図書館
の本が借りられたらいい。
・・・
9 朝霞市入学準備金貸付及び同奨学金の貸与について
 ⑴ 下記の条項は削除すべきである。
  ①ア 入学準備金貸付についての「2申請者の資格」「⑹破産宣告を受
    けていない」
   イ 同「9返済方法」「⑶イ朝霞市以外に転出したとき」
  ②ア 奨学金の貸与についての「3保証人の資格」「(2)親権者又は
    後見人でないこと」
   イ 同「(5)自己破産宣告を受けた事のない方」
   ウ 同「(6)無職・失業中でないこと」
 ⑵ 生活保護を受けている人でも入学準備金貸付及び貸付奨学金の貸与を
  利用することができるか。 

10 広報あさか月1回発行について

・・・・・
一般質問は、議員の権利である。
一般質問を通じて、各議員の関心事がわかる。
ところで、
一般市民も市政に参画する地位があるとするならば、
何らかの形で市民が議員を介さず、市政に反映する
手段が必要ではないか。

私の一般質問は、14日(金)の最後だ。
共産党の石川さん、山口さん、斉藤さん
重量級の論客が続く、後だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

憲法講演会「『再稼働』した改憲の動きと私たちの課題」

憲法委員会が企画した小沢隆一前静岡大学教授の憲法講演会を行った。

演題は「『再稼働』した改憲の動きと私たちの課題」というものであった。

最後に次のように講演は結ばれた。

「われらは、全世界の諸国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」(憲法前文)

この平和的生存権の理念は、

「誰かの犠牲の上によって立つ幸せなどはありえない」

ということを意味する。

この理念に照らしたとき、日本の原発政策や安全保障政策は、

根本的な見直し、変更が求められる。

特定の地域に原発立地を押しつけ、

またその受け入れを経済・財政的に誘導してきた政・財・官・学が一体となった

「原発利益共同体」の支配、

不安定な就労条件の労働者に原発の保守・点検、修理、事故の復旧などの

現場労働という人体に重大な影響を及ぼす危険な業務を押しつけている実態、

日本に駐留する米軍とりわけ住宅地に隣接し「世界で一番危険な基地」

とも呼ばれる沖縄の普天間基地に駐留する米海兵隊を「抑止力」だとして、

名護市辺野古地区への移設を、

地元の名護市の反対にもかかわらず普天間基地閉鎖の条件としている日米両政府。

これらは、いずれも、「誰かの犠牲の上によって立つ幸せなどはありえない」という

理念に真っ向から反するものといえる。

こうした現実の政治や社会にひそむ問題を、憲法の視点から点検し、

それを国会や政府に改めきせ、問題を克服していく努力が、私たち国民

に求められている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

我が市自慢?のはずの校舎ーなんと図書室に本を読む机がないとは!

平成24年11月16日、我が市の自慢?設備が完備している第〇中学に行った。

ここは、オープンスペースの図書室を売り物にしているそうだ。

図書室に入った。この図書室の天井は空いているので、昼休み時間なのか。

音楽の音がモロに図書室内に入ってくる。

まともに本などを読める雰囲気ではない。

よく見るとこの図書室には机がない。

机はどこにあるかというと、図書室の外にある。

下の写真は机の存在を確かめるために扉を開けて貰ったところだ。

この扉は、開けて使用する筈であったが、そうすると生徒が図書室を通路にしてしまうから

締めるいるそうだ。

したがって、この図書室には、本を読む机がない。

調べもの学習などをすることができない。

さらに驚きは、図書室のスタッフは午後12時30分から午後16時30分までの勤務である。

スタッフがいない午前中は、図書室は閉まっている。

また、夏休み、冬休み、春休みも閉まっている。

机がなく、開室時間も一日4時間である。

なんという、図書機能を削いでいる図書室だろうか。

文部科学省の基準に適合しているだろうか。

この新校舎は、平成18年4月に竣工しており、6年が経過した。

この間、はっきりいって欠陥図書室を

学校の責任者、監督する教育委員会

は、当然に熟知しているはずだ。

知りながら放置していたのだろうか。

ため息というより、あきれる。

どうして、その地位にある大人は、子どものために

動かないのだろうか。

納得できない。

・・・

本人通知制度PT

本人通知PTの委員会の会議室の様子だ。

今日、本人通知制度PTに出席した。

これまで、行政書士とか、司法書士の不届きなものが、

興信所と組んで、職務上と無関係なのに、

職務上請求をするものがいた。

これに対し、人権団体から、法令改正の運動があり、本人通知制度が作られた。

私人が代理人と称して請求する場合などは、本人通知は、その理由はないわけではない。

しかしながら、弁護士が請求した場合にも本人通知が行われるのは妥当ではない。

現在、関西の方では、弁護士が代理人として、住民票の写し、戸籍謄本を

請求すると本人に対し、請求人を通知するようになっているところがある。

私たちが裁判、特に仮差押、仮処分などに行うために住民票をとると、本人に

通知されると、本人は状況を推察して、仮差押、仮処分が来ることを

予想して財産を隠匿されるおそれがあるのである。

埼玉県では、市町村は、要綱で弁護士等の職務上の請求者には

本人通知をしていない扱いである。

妥当な扱いである。

この件に関し、弁護士会の声明を出す予定だ。

なお、この件について一般質問を検討していたが、朝霞市の運用については

妥当であった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関東弁護士連合会憲法委員会

関東弁護士連合会憲法委員会の会議10分前の様子

(委員会の正式名称は、憲法問題に関する連絡協議会)

最近では、ネット会議を行っており、地方の会員がテレビ画面を通じ、会議に参加される。

今日は、ダブルブッキングだった。

一つは、毎日新聞浦和支局へ、埼玉弁護士会のイベントの講師の要請と

もう一つは関東弁護士連合会の憲法委員会だ。

毎日新聞で新聞記者と表現の自由に関する話がしたかったのだが、

連合会の憲法委員会に埼玉弁護士会の憲法問題に関する活動の報告を

することも大事であり、そちらに赴いた。

各地の憲法委員会の取り組みの紹介があった。

・・・・・・

高校1年生のときに、

友人のところで遊んでいたら、

友人の父親が、

「今日は名古屋大学で憲法講演会をやっている。

行ってらっしゃい」

とせき立てられた。

初めて、大学の構内に入り、

憲法講演会を聴いた。

もう、忘れてしまったが、講演後、

檀上から下りた講演者のところに質問をしに行った。

たしか、日頃疑問に思っていた人権に関することなどを質問した。

時間の経つのを忘れて、質問した。

係員が、

「先生はお疲れだから、」

といって、質問を制止されるまで、質問をした。

当時、大げさに言えば、勉学の意欲が喪失していた。

憲法に魅せられた。

ひとりひとりの人間を大切にする憲法に魅せられた。

勉強をする意欲が沸いてきた。

大学に入り、憲法→民法→民事訴訟法→労働法

興味の対象がかわった。

そして、弁護士になった。

市民の中にいる法律家として

それぞれの市民の実情にあった解決案を提案している。

市民の側にたち、今主張したいことは

憲法13条により子どもたちに対し自己肯定感を

高めたいと思っている。

憲法より出て、憲法に戻ってきたわけだ。

あのとき、憲法の講演会に行ってなかったら、

その後、どんな人生を歩んだのだろうか。

・・・・

埼玉弁護士会で下記のとおり、憲法講演会を企画しました。

会員と事務員を主に対象としていますが、

希望の方は当方にご連絡くだされば、善処できると思います。

 

「素晴らしい学校」とは、

下記の本を読んだ。目が潤む箇所が数ヶ所あった。

上記の本にいじめに関連して「素晴らしい学校」について、記載があった。
・・・・
     私(水谷先生)は、文部科学省の一人の役人に尋ねました。

     「あなたは、どんな学校が素晴らしい学校だと考えていますか?」

     彼は自信満々に答えました。

     「この国の明日をつくる優秀な人材を育てる学校です」

     私は彼にいました。

     「そのような優秀な人材を、あなた方がいかにたくさんの税金を

     投入してつくろうとも、そこからはみ出した多くの子どもたちが、

     非行や犯罪、不登校や引きこもり、自死をしてしまえば、その優秀な

     人材が生み出した富など、あっという間に消費してしまいます」

     彼は私に聞いてきました。

     「それなら、水谷先生は、どんな学校が素晴らしい学校

      だと考えているのですか?」

      私は即答しました。

      「すべての児童・生徒が毎日、今日は先生から何を学ぼうか、

       友だちとどうやって遊ぼうかと、楽しく通うことのできる学校です」

      この言葉に、数人の出席者から失笑が起こりました。

 

夜回り先生は、失笑をかっても、次のように主張します。

       もし学校が、すべての児童・生徒にとって、

       「勉強についていくことができて、自分の能力をきちんと

        評価してもらえ、友だちとの触れ合いの中で自らを磨くことが

        でみがきる」

        という楽しい場所であったなら、いじめなど決して起こるはずは

        ありません。
・・・・
いじめ問題は、子どもたちの学校の危険信号なのではないでしょか。

公教育の目的は、国のための優秀な人材の育成が目的ではなく、

それぞれの子どもの成長を目的とし、結果として、子どもたちが

国のためにも優秀な人材となると考えるべきではないか。

私たちの子どもたちが通う学校は、

勉強がわかり

先生が子どもの存在を認め

友達の触れ合いの中で、成長する

学校であって欲しい。

・・・・・・

もちろん、学校ばかりではなく、

この社会も

それぞれの個人が評価され

人々が相互の触れないの中で、成長する

ものであるならば、犯罪などもなくるのではないだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

祝 広場(朝霞の森) オープン

この広場の愛称は、当日発表になっていた。

愛称の発表は、アドバルーンであった。

テープカットがおわり、

いよいよ、アババルーンを上げる。

アドバルーンが上がった。

「朝霞の森」だ。

下記のとおり、木漏れ日がまぶしい。市民の広場の誕生だ。

11月4日は、歴史的な日だ。挨拶をされた方々の祝辞を記録として留めたい。

富岡市長、利根川議長、そして奥村アドバイザーに続いた。

順番を入れ換えて

奥村アドバイザー、富岡市長、そして利根川議長と紹介する。

■神奈川大学 非常勤講師 奥村 玄 基地跡地管理運営準備会議の進行役

本日は皆さんの広場「朝霞の森」の開園、大変おめでとうございます。

長い年月の紆余曲折を経て、朝霞の中心に皆さんの広場がついにスタートしました。

待ちに待ったという言葉がぴったりだと思います。

私はここ数年、卯月(早稲田大学)先生、戸田(東京農業大学)先生、

大橋(コンサル会社役員)先生と一緒に皆さんの話し合いのお手伝いをして

まいりました。

「こんなことをしてみたい」

「こんな広場にしたい」

と将来像を描く中で、尊い言葉をいくつもお聞きいたしました。

「私たちはこの広場を通じて生きる力を身につけたい」

「私たちは人と人とのつながりを大切にする場所を作りたい」

「平和で緑豊かな人間尊重の場所として、基地跡地の近現代史の分かる広場にしたい」

そして、広場づくりそのものが朝霞スタイルになる。

この度のオープンに向けた話し合いにおきましても

「ルールは自分たちで作りたい」

という熱意をもった多くの方々が参集されました。

「自らの手で時間をかけて試行錯誤しながら築き上げたい。

だから制限は最小限にしたい。私たちに任せてほしい」そんな気迫のこもった

議論が重ねられました。

それはルールと言うよりも朝霞市民の皆さんの思いやりの形だと思っております。

皆さんの「朝霞の森」づくりは、これからもずっとずっと続きます。

範囲も広がり、利用者も増えることでしょう。

その時、皆さんの今の熱い気持ちをきちんとお伝えいただきたいと思います。

新しい仲間たちに。

次の世代に。

そして、ずっと変わらないのは、

皆さんで作り続けるという「朝霞スタイル」だと確信しております。

「朝霞の森」は、すでに皆さんの自慢の広場になっているということは

言うまでもありませんが、

これからも益々魅力的な場所になることを願い、お祝いの言葉と致したいと思います。

本日はおめでとうございます。

・・・・・・・

コメント

何度読んでも目頭が熱くなる。

こころをこもったスピーチとは、こういうものだろう。

市民の願いに触れられている。

優れたアドバイザーである。

■富岡朝霞市長

本日は朝霞市基地跡地暫定利用広場「朝霞の森」オープニングセレモニー

をい挙行致しましたところ、公私ともにご多用の中、御来賓の方を始め、

多くの皆様のご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

この広場につきましては、昨年12月に国家公務員宿舎の建設が中止された

ことを受け、私の方から国に対しまして宿舎建設予定地を市民のために活用

させて頂きますよう要望するとともに、利用の方向性が定まるまでの期間、

暫定的に市民の皆様に開放できるようお願いをしてまいりました。

その結果、本年8月9日に国と市におきまして、暫定利用の広場として

管理委託契約を締結したものでございます。

市では、できるだけ早く市民の皆様に広場をご利用頂けるよう、

利用者の安全と利便性の確保に必要な整備を行い、

本日ここにオープンを迎えることができました。

これもひとえに財務省関東財務局、朝霞市議会、地元の自治会・町内会、

工事関係者を始め、本日ご臨席をいただきました皆様方のご理解とご協力

の賜物と深く感謝を申し上げる次第です。

この緑に囲まれ広々とした「朝霞の森」は、子どもからお年寄りまで

市民の皆様が自由に楽しむことができる場所であり、

市では市民参加による広場づくりを積極的に進めているところでございます。

本年9月から基地跡地暫定利用広場管理運営準備会議を設置し、

市民の皆様と意見交換を行い、広場の利用方針やルールを設定する

とともに、

参加された市民の皆様の投票によって愛称を選定致しました。

ご覧の通り、広場に設置された案内板には市民との共同で定めた

広場の憲章・ルールが書かれております。

また、本日は市民参加のイベントとして、ジャズバンドの演奏や

プレーパークが開催されるなど、今後におきましても市民と行政の協働による

広場の管理・運営に努めてまいりたいと思っております。

そして、広場のオープンにあたりまして、ご協力をいただきました市民の皆様、

並びにアドバイザーとして御助言をいただきました学識者の方々に心から

御礼を申し上げますとともに、ここ「朝霞の森」が市民の新たな交流の拠点

となりますよう、今後ともより一層の力添えをお願いする次第であります。

結びに、御来賓の埼玉県議会議員神谷裕之様、醍醐清様を始め、

本日ご臨席を賜りました皆様、そして基地跡地の利用にご協力を

いただきましたすべての方々に改めて深く感謝を申し上げ、

祝辞と致します。

・・・・

コメント

おそらく、事務方が作成したと思われる原稿を読まれたのではないか。

どこかの、スピーチ集にあるもののようだ。

あまり、こころに響かない。

目線が高いところにあるからではないだろうか。

目線を市民の目線でスピーチをされたら、

きっと、こころに響くものになったのではないだろうか。

 

ところで、この場所は、国家公務員宿舎が建設される予定だった。

国家公務員宿舎建設を阻止し、

この場所の広場の誕生には、

市民の運動の成果があることは間違いがない。

にもかかわらず、一言も触れられていないのはなぜだろうか。

市長は、国家公務員宿舎の建設を受け入れた。

他方、市民は国家公務員宿舎の建設の受入れに反対し、

市長の政策に真っ向から歯向かったからだろうか。

それでも、市民の建設の反対運動があって、広場が誕生したことは

間違いのないことである。

ここは、がんばった市民を公の席で認める度量があってほしい

と思うのは、私だけであろうか。。

 

■利根川朝霞市議会議長

御紹介いただきました朝霞市議会議長の利根川でございます。

かねてより工事が進められておりました基地跡地暫定利用広場

が完成し、本日ここにオープニングセレモニーが挙行されるにあたり、

市議会を代表して一言お祝いの言葉を申し上げます、

ここキャンプ朝霞跡地につきましては、朝霞市の中心部に残る貴重な

空間資源として適正な跡地利用を進めるために、基地跡地利用計画を

作成しその推進を図ってまいりました。その中で、一時は国家公務員宿舎

事業予定地として計画をされましたが、事業仕分けや震災の影響により

国の判断が二転三転する中、市議会と致しましても跡地は朝霞市の

これからの街づくりに欠かすことのできない貴重な土地であり、地元優先の

運用が長年にわたる市民の悲願として市長ともに国に中止の決定を早急に

していただくよう、強く要望をしてまいりました。

その結果中止が決定し、本年8月に国と朝霞市の間で管理委託協定が締結され、

地域並びに基地跡地管理運営準備会議の方々のお骨折りがあり、

このような広場がオープンの運びとなったわけでございます。

このような広場がオープンとなり、同慶に堪えません。

まずもって、関係各位のこれまでのご尽力に感謝の意を表する次第でございます。

この広場は、広場を利用される市民の皆さんの多くの意見や要望を反映させ、

広場の利用ルールや活用方法の検討、運営を行なうと伺っております。

利用されるすべての方々が安心してのびのび遊べる広場として、

また市民の皆様の憩いの場として大いに活用されますよう、

期待をするものでございます。

結びに、基地跡地暫定利用広場の設置にご尽力いただきました関係者各位の

皆様に心から感謝と御礼を申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

本日は大変におめでとうございました。

・・・・・・

コメント

昨年の平成23年9月議会までは、議長の所属する公明党はじめ議会の多数は、

国家公務員宿舎建設に賛成だった。

野田首相が建設の凍結を言い出して、市議会議員選挙が迫っていたのか、

議会の多数は、従前の賛成から反対に態度を変更した説明もなく、反対になった。

すなわち、平成19年12月に始まった議会の多数は、住民投票条例を否決し、

平成23年9月に終わった。最後の最後に、全員が反対になった。

劇的な議会意思の変化だ。全会の一致の公務員宿舎建設の反対に

なった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

基地跡地の広場予定地

平成24年11月2日の午後、基地跡地の広場予定地に行ってみたら、

プレーパークの関係者が12月4日の開店?の準備に追われていた。

また、広場を念のためにと金属探知機で、地中に危険物がないか、

最後まで探索していた。

人でがないので、私も少しお手伝いをした。

・・・

今から10年前、子育てをしていたお母さんが、都内で、プレーパークを体験し、

朝霞市でもやりたりということから朝霞プレーパークの素が始まった。

この間、行政との交渉で苦労したそうだ。行政も初めてのことで対応に苦慮したと

思える。特に公園で火を使いたいいう申し出に対し、戸惑っただろう。

そんな中で、プレーバークを朝霞市は支援をして欲しいという請願が採択され

たこともあり、行政の支援が活気づいた。

池の中に投げた石から生じた波が大きくなっていった感じた。

上の(公園ではなく、)広場にきっと子どもたちの歓声が終日をする

だろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・