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2012年1月17日 by 小山 香, under
日々思うこと
刑事事件の傍聴に行ってきた。
住居侵入・窃盗被告事件である。
被告人席にA君はいた。
A君は私が傍聴席にいることは知らなかったろう。
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なんとか、更生させたいと思い、
できる限りのことをしてきた。
連絡がとれなくなり、
やっと警察にいることがわかった。
私が接見をしたとき、彼は否認をしていた。
そして,法律を勉強をしていると言っていた。
私は、叱った。
明らかに嘘とわかる弁解をしていたからだ。
法律の本ではなく、人間のこころを豊かに
する本を読むべきではないか、と諭した。
法律の知識を悪用してまた嘘を重ねることを
危惧したからだ。
正直に生きてほしいと訴えた。
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刑事弁護人は、被告人を自白させた。
また、示談の努力をさせたのも妥当である。
しかしながら、私は、なぜA君が犯罪を犯すようになったのか
その根本原因を知りたかった。
国選弁護人である以上やむを得ないのかも知れない。
しかしながら、刑事被告人はある種の被害者であるという
仮説がある。
A君がどのように育ってきたのか、それを知りたかった。
刑事弁護人、そして検察官もその解明は必要がないと
思ったのだろうか。
親はA君との関係を断絶している。
親子のこれまでの関係を明らかにしないかぎり、
A君に対する適切な矯正指導ができないと思うのだが・・・
友人、恩師、市の職員、保護司
いろいろな人がA君の更生を願った。
結局、いわゆる社会内での更生を自ら絶ったのである。
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2012年1月13日 by 小山 香, under
未分類
水曜日の夜弁護士会の貧困対策本部の企画する勉強会があった。

多くの人々は弁護士は、お金もちの弁護が専らと思っている。
しかしながら、今弁護士会では、貧困問題に取り組んでいる。
埼玉県では、生活保護家庭に無料のマンツーマンの塾を
NPO法人に委託した。
大変な成果が上がっているそうだ。
政府の補助金がある。
この朝霞市でもこうした無料の塾を作りたいと思っている。
この勉強会で講師の白鳥勲氏(さいたま教育文化研究所)は
子どもたちに、学校を卒業させるときに、
肌着1枚着させて卒業させたといっている。
その肌着とは、
憲法25条(健康で文化的な生活を送り権利)
憲法28条(働く権利、労働者として知識)
理不尽な目にあったとき、困ったときに
「助けを」求める勇気
といっている。
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2012年1月10日 by 小山 香, under
議員活動
どんな組織にも事務局がある。
議会事務局は文字通り、議会ひいては議員を支えるものでなければならない。
ところが、議員になってから、いろいろな場面で、議会事務局が介入してきた。
議会事務局の職員が、あたかも議長、常任委員会の委員長のごとく、
平然と遠慮なく介入する。
そんなとき、議会事務局は意識としては、議員を下に置いているのでは、
ないかと思ったりしていた。
しかしながら、議会事務局がそのような意識をもつ構造的な
原因が存在している。
先日の請願取下げ事件で田辺議員が明らかにした。
朝霞市の人事考課制度に欠陥がある。
議会事務局長の人事考課を行うのは、副市長である。
よって、議会事務局が議員よりも、執行部におもねる理由が
ここにある。
先日の請願取下げ事件はその典型である。
議会事務局は、請願を議員に開示する前に執行部に開示し
さらに請願者の個人情報である連絡先も教えていたと思われる。
副市長が請願者に対し、直接、請願を取下げるように手助けをして
最後は議会事務局長が副市長の意向にそって、取下げ書を起案し、
議長の許可もなく、夜間、請願者宅を訪れた。
事務局長以下議会事務局には、議長の許可を受けて
行動しなけれはならないという
法令上の規範意識がなかったと思われる。
あるのは、副市長、さらには市長のためにではないだろうか?
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人事考課が議会にあたったら
事務局長は、毅然たる態度をとったろう。
副市長の意向に対し
「議長に伺ってみます。」
と答えたはずである。
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指揮命令の系統と人事考課の分裂が
この間の一連の、議会事務局の議員に対する軽視と伺われる
態度の原因であると推察される。
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副市長が行う議会事務局に対する人事考課を改める必要がある。
議会改革で、議会事務局に対する指揮命令と人事考課の統一も
取り上げなくてはならない。
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2012年1月7日 by 小山 香, under
未分類,
議員活動
私たち弁護士は、「こども」を「子ども」と表記する。
12月議会での一般質問の原稿は当然「子ども」して議会事務局に出した。
出来上がった質問書は「子供」になっていた。
納得できないことである。
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1月6日、議会事務局に朝霞市の広報の議会だよりに一般質問の
原稿を出した。
その際私の原稿の「子ども」を絶対に「子供」に直してはならないと
厳命した。
しかしながら、議会事務局の担当者は、受け入れない。
NHKの表記とか公用語の表記は「子供」となっていると言い張って、
同意をしない。
これを認めると小山さんのところだけ「子ども」になり、他のところが「子供」
になり、市民から苦情が出るというのだ。
今回は従来どおり「子供」と表記をして、来る議会編集委員会で
今後の取り扱いを話し合って貰いたいという。
私は、子どもの人権の点から「子ども」が妥当と考え、
「子ども」の表記は私の著作権であり、人格の一部である。
議会事務局が私の表記を変更する権限はないと主張する。
一旦、電話を切ることになった。
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その後議会事務局から電話が掛かったきた。
間違いでした。NHKの表記は「子ども」でした。原稿通りに載せます。
私たちの議会事務局は、権限もなく議員の原稿にまで、堂々と修正を要求する。
しかも今回は、間違っていた理由に基づき修正の要求をしてきた。
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2012年1月6日 by 小山 香, under
議会発言録,
議員活動
12月議会の一般質問について
記
1基地跡地利用問題について
⑴ 次の政策の判断に誤りがあったのではありませんか。
① 利用計画について、市議会の承認・同意を求めるといいながら、
市議会が承認・同意を放棄したことを是として
市長だけで朝霞市の利用計画書として国に提出したこと
② 国家公務員宿舎建設事業を受け入れたこと
③ 賃貸料を支払って児童館、女性センター、休日夜間診療所が
入る附帯施設を造って貰おうとしたこと
⑵ 公共施設を集約する複合公共施設の計画について、
計画をすすめられるのか、どうか、見解を伺いたい。
⑶ 地区計画の変更について、
国家公務員宿舎建設事業が中止になった。
これに対応する地区計画は変更すべきではありませんか。
⑷ 土壌汚染の原因者を特定することは可能でありますか。
特定することが可能ならば、誰でありますか。
2 貧困の連鎖について
⑴ 生活保護家庭の子どもの高校進学率とそうでない家庭
の進学率との間にどのような差異はありますか。
⑵ 保護家庭の子どもの進学率を高める方法はありませんか。
⑶ 保護家庭の子どもが大学に進学するにはどのような方法がありますか。
3 多重債務問題について
⑴ 多重債務問題について傾向と現状について教えて下さい。
⑵ 相談業務などについて、どのように取り組んでいますか。
4 子どもの安全と放射線量測定について
⑴ 学校及び保育園の給食の食材に放射線量の測定をしていますか。
⑵ 黒目川の河川敷、土手などの放射線量の測定をしていますか。
5 プレーパークについて
⑴ 朝霞市はプレーパークについて、どのように考えていますか。
今後の取り組みに予定があれば教えて下さい。
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2011年12月30日 by 小山 香, under
未分類
副市長が請願者に直接電話をかけて、請願を取下させた事件があった。
この詳細は12月26日代表者会議で明らかにされている。
当日当の副市長が出席し、弁明された。
なお、現在代表者会議は公開されており、当日傍聴人もいた。
副市長の取下げ行為の経緯は以下のとおりである。
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1 平成23年12月20日消費者団体の代表者から学校・保育園の給食食材で
の放射能検査を求める請願が市議会に出された。
2 通常は請願の審査先は議会運営委員会で決められるところ、この12月議会
は、初議会であるところから、議長に付託先を委任した。
議長は、民生常任委員会と、教育環境常任委員会に付託を決めた。
3 議会事務局は、請願があったことを議員に告知する前に、
執行部に告知した。
4 告知を受けた執行部は、請願の内容は行う予定にしているので
請願の必要はないとして副市長を介して、直接請願者に取下げに要請をした。
5 副市長は請願者から取下げを口頭で取り付け、議会事務局長にこの旨を
伝えた。
6 議会事務局長は請願者宅に取下げ文書を持参して印を貰った。
7 議長は、副市長の取下げ要求行為及び議会事務局長の取下書の用紙を
請願者宅まで行ったことを知らなかった。
8 なお、これまでは請願の取下げは紹介議員を介して行われており、このように
執行部しかも副市長が直接請願者に取下げを求めたことはなかった。
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以上が、ざっくりとした経緯である。
問題点がある。
1 請願権は国民の基本的人権のひとつである。請願の相手先の権力者が
取下げを要請する行為は、請願権の侵害の外形がある。
2 開会中であり議長が請願を受理している以上、仮に請願は請願者が単独で
取下げができるとしてもその顛末を議会に報告すべきではないか。
そうでないと議会の知らないところで、不公正な請願の取下げ行為があっても
わからない。
3 議会の事務局長は、請願の取下げどいう、請願者の個人的な行為であるにも
かかわらず、議長の許可も受けずに副市長の意向に基づき請願者宅にまで行って、
印を貰う行為は議長の職務を超えるものであり、不当な職務行為ではないか。
(つづく)
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2011年12月28日 by 小山 香, under
日々思うこと,
未分類,
議員活動
新しい議会では、これまでどおりひとり会派人権の風と
届出をした。
ところで、議員はなぜ、会派を組むのだろう。
こんな仮説がある。
与党会派に入り、当選を繰り返せば、
議長などの役職が回って来る。
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今年度、新しい議会改革として
議長候補者の自薦、他薦の
立候補の表明の場が設けられた。
まず、公明党のT議員を推薦する演説があった。
つづいて無所属のS議員の推薦
つづいて共産党のS議員の推薦
突然、進政会のF議員が
自薦の演説を行った。
私は、自薦とは大変勇気のいることで拍手をした。
その後、本会議で選挙が行われた。
公明党のT議員16票
無所属のS議員5票
共産党のS議員3票
あれ,自薦した進政会のF議員は、零票
自分を投票していないのではないでしょうか。
どうしたのだろう。
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上記の仮説のとおり、
議長は、与党の公明党
進政会から副議長
新しく与党会派に参入したと思われる絆から、監査委員が
任命及び選任された。
なお、常任委員会の委員長も与党会派の分配の対象のようで
総務常任委員会は絆
建設常任委員会は進政会
教育環境常任委員会は進政会
民生常任委員会は絆
となった。
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2011年12月19日 by 小山 香, under
日々思うこと,
議員活動
18日、新しい議会の初日であった。
4年前のこの日のことを思い出す。
議場に入る廊下で知り合いの職員から 「緊張していますね。」と
声を掛けられた。
内面を見透かされたと思った。
不安な気持ちが顔に出ていたのだろう。
弁護士と議員の仕事の両立ができるのだろうか。
こんな不安があった。
他市のベテラン議員が両立なんか、できないと
私が不安になることを言っていたからだ。。
それから4年が経過した。
この間、弁護士との兼業であったが
議員専業の市議会議員に負けないくらい
一生懸命に活動し、成果もあったと自負をしている。
さあ、新しい議会がはじまる。
みなさんと一緒に
議会改革の第2の扉を
開きたいと思っている。
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2011年12月14日 by 小山 香, under
日々思うこと,
未分類
朝霞基地跡地の国家公務員宿舎建設が中止に追い込まれた。
多くの市民の粘り強い運動の成果である。
その一人に大野さんの名前を挙げることに誰も異議を述べないだろう。

(12月3日市民祭りでの基地跡地利用市民連絡会のブースにて)
紆余曲折を経て
私の議員の大きな公約の一つが実現したことになる。
しかしながら、まだまた油断できない。
国家公務員宿舎建設予定地だった3ヘクタールは
地区計画では、高さ無制限かつ
共同住宅になっている。
当初の行政と市民100人で
まとめた計画は緑地公園である。
上記3ヘクタールも公園とし
50年後も100年後も
このまちで暮らす人々が
このまちで住んでよかったという
まちにしたい。
この持続する快適なまちづくりに向けて
力を注ぎたい。
いずれにしても
基地跡地利用市民連絡会のみなさん
お疲れさまでした。
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